HMSインダストリアルネットワークスは、機器のセキュアなインダストリアルIoT通信が可能なEtherNet/IPおよびPROFINET対応のAnybus® CompactCom™ IIoT Secure製品を発売する。
同製品は、OPC UAおよびMQTTによるIIoT通信対応の新しいセキュリティプラットフォームが含まれている。

HMSを代表する製品シリーズAnybus CompactComは、様々な機械メーカーの産業用機器に、主要産業用Ethernetネットワークへの接続機能を提供する。
また、OPC UAおよびMQTT対応によりIIoT接続はすでにサポートされているが、そのIIoT接続に対する市場の要求はいっそう高度になっており、オートメーション機器からのデータをクラウドまで安全な方法で確実に送信できる、より高水準なセキュリティソリューションが求められている。OPC UAやMQTTによる通信そのものに加え、ファイル転送中やWebページ上でも完全なセキュリティが必要とされている。
データは必ず暗号化し、データの漏洩や改ざん、破壊を防止するためにあらゆるデータシステムの整合性を保障する必要がある。

CompactCom IIoT Secureは、市場で初めての完全な組み込みセキュリティ製品。
同社はこうした課題に応え、現場にある機器からクラウドへの完全なセキュア通信を実現する完全なレディメイドのセキュリティソリューション「Anybus CompactCom IIoT Secure」をリリースした。

「Anybus CompactCom IIoT Secure」は、セキュアなOPC UAおよびMQTT通信に加え、新しく高性能なセキュリティハードウェア、セキュアブート、証明書管理、暗号化の機能を備えている。
今回のリリースでは、OPC UAとMQTT 対応のEtherNet/IPおよびPROFINET向け CompactComに重点を置き、次のソフトウェアとハードウェア機能を新たに実装している。

セキュアIIoT対応CompactComソフトウェアでは、①セキュアOPC UAチャネルあるいはMQTT over TLSを介した暗号化トラフィックを使って暗号化データをクラウドに送信、②セキュアブート機能によりHMSファームウェア以外の使用を防止、③最新の証明書管理を通じた認証と、HTTPSおよびWebDAVを用いたTLSによるセキュアアクセスおよびファイル転送を実現した。

一方、セキュリティと産業利用に対応した新しい認証済みハードウェアでは、①セキュリティチップによる製品の完全性とIDの保証、②サイバーセキュリティの観点からHMSが徹底的にテストしたソリューション、③対応ネットワークのコンフォーマンステストの事前認証により、顧客の製品認証を大幅に容易化、④すべてのAnybus製品と同様にEMCおよびUL規格に準拠している。

また、この新しいAnybus CompactCom Secure IIoTを使用することで、既存のCompactComユーザーも機器を再設計することなく、セキュアなIIoT通信を最短で実現できる。

詳細は→
https://www.hms-networks.com/jahttos://www.anybus.com/ja/