イグスがガイドチャンネル不要のエネルギー・データ伝送システム開発!
イグスは、長いストロークでのエネルギー供給を安全かつ低コストで実現する新しいエナジーチェーンシステム「オートグライド5」を開発した。
同システムは、イントラロジスティクスやクレーンシステムにおける水平走行用で、側面からエナジーチェーンをサポートするガイドチャンネルを不要にする。

狭くコンパクトなスペースでのエネルギー・データ伝送、自動倉庫などの高速レーン移動では、バスバーシステムが多用されている。
だが、メンテナンス費用が高く、原則電力の伝送にのみ適用可能、加えて接触不良を回避するための定期的なクリーニングが必要などデメリットも多い。
イグスはケーブルを最高速度4m/s、最長ストローク80mで、ガイドチャンネル無しで安全にガイドする「オートグライド5」を開発、通路に設置するロープまたはレール上に簡単に取付けることができる。
低価格、メンテナンスフリー、従来のガイドチャンネルシステムに比べ、取付け時間が約88%短縮可能など、バスバーシステムの代替品に利用できる。

オートグライド5は、付属の金属製ロープを床面に敷設するだけで取り付けることができる。
オプションで、樹脂製ロープまたはレールによるガイドも可能。
イグス開発チームが実現した特殊なガイドコンセプトにより、エナジーチェーンはロープ上を安全に走行する。
チェーンリンク下側の中央にガイドエレメントが装備されているため、エナジーチェーンは確実にロープ上に留まる。
また、耐摩耗性を確保しながら、チェーン上部走行部が下部走行部の上を正確に走行するよう射出成形された、くし形のオートグライド専用クロスバーが取り付けられているため、ガイドチャンネルが不要。ガイドチャンネル無しでエネルギー・データ伝送を安全にガイドする。

静音かつ長寿命でメンテナンスフリー、
同社は現在、新しいエナジーチェーンシステムの耐久性をテストを実施。すでに速度2m/sで63dB(A)の測定値が得られ、オートグライド5の静粛性が実証されている。
オートグライド5は、ロープが敷いてあるだけで、床面の手入れが容易であることも利点の1つになっている。
詳細は→
https://www.igus.co.jp/info/n20-autoglide
  


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