タンガロイは、小径高送りカッタ「TungForceFeed(タング・フォース・フィード)」に工具径φ20、φ25を追加し、6月8日発売した。
シリーズ拡充により、高能率加工をより幅広い用途で使用でき、低切込み領域における加工能率を向上。
また、小型インサートを使用した多刃設計により、低切削条件かつ工具寿命が短い難削材の加工における加工能率向上に貢献する。

「TungForceFeed」は、インサートの大きなすくい角とポジティブインクリネーションにより、切削抵抗を下げ、さらに大きなすくい角により切りくず処理性を向上。これにより、従来品よりも広い切削領域で使用することができ、多刃設計との相乗効果で、従来工具に比べ1.3～1.5倍(同社調べ)の高能率加工を可能にする。

また、コーナ部を厚く設計したことで、耐欠損性をアップしたほか、加えて扱いやすく高強度なクランプねじの採用により強度を約1.5倍に向上。これにより、ねじの破損を防止し、小径工具でありながら幅広い用途において高能率かつ安定加工を実現する。

主な用途としては、航空機や重工業に関連する難削材加工に効果を発揮する。

☆主な型番と標準価格
カッタボディ
EXLS02M020C20.0LH50R06 46,500円 （税込 51,150円）
EXLS02M025C25.0LH60R08 54,800円 （税込 60,280円）
HXLS02M020M10R06 46,500円 （税込 51,150円）
HXLS02M025M12R08 54,800円 （税込 60,280円）