新明和工業が国内初機械式駐車設備向け「オートドアクローズシステム」を開発!
新明和工業は、エレベータ方式駐車設備「エレパーク®F型」のオプションとして、機械式駐車設備向けでは業界初となる、出庫後に扉が自動で閉まる「オートドアクローズシステム(自動扉閉装置)」を開発、2020年6月22日から受注を開始する。

従来のエレベータ方式駐車設備では、出庫時に、運転者が一旦降車して、塔内の安全を目視確認した後に操作パネルを操作して扉を閉める動作が必要だった。「オートドアクローズシステム」は、運転者が出庫後そのまま出発できるため、「閉扉」というわずらわしい動作を不要になる。

従来は、運転者の安全確認を補助する機能として、光電管や赤外線受動センサーなどのセンサーがあったが、扉を閉める時の安全確認は利用者の目視に頼らざるを得なかった。
「オートドアクローズシステム」は、人の行動範囲を制限する内装設備とLiDAR(レーザースキャナー)を組み合わせたことで、乗り入れ面全体の安全確認が確実に行え、目視での確認を不要にする。
また、安全性については国内初となる(公社)立体駐車場工業会の認証を5月に取得し、6月には国土交通大臣認定を取得予定している。

同システムは国内初となる、国土交通大臣認定の機械式駐車設備の自動扉閉システムで、安心・安全・便利に加え、早い出庫を同時に実現。
門扉の閉め忘れによる不安全状態や機械停止を未然に防止するほか、利用者が出発後に「閉め忘れたかも」といった不安要素を排除する。
人の行動範囲を制限する内装と乗り入れ面全体を感知するセンサーシステムの構築により死角を排除。これにより、人や荷物の有無を確実に検知し、安全を確認したうえで自動閉扉するため、閉じ込めリスクを回避する。

このほか「目視による安全確認」「扉を閉める操作」が不要となり、利用者が出庫に要する時間を短縮できる。

同社はデベロッパー、ゼネコン、ホテルなどの主要販売先を対象に年間30基の販売を目指していく。
価格は1基800万円(税別)
■パーキングシステムウェブサイト
http://www.shinmaywa.co.jp/parking/

TOP