太陽誘電は、0603サイズ積層セラミックコンデンサ「LMR063 B7103KP-F」(0.6x0.3x0.3㎜、定格電圧10V、静電容量0.01μF)など13アイテムを商品化した。
これらのアイテムは、0603サイズの小型形状と車載用受動部品に対する認定用信頼性試験規格「AEC-Q200」への対応を両立。自動車のエンジン、トランスミッションなどのパワートレインや ADAS（Advanced Driver Assistance System：先進運転支援システム）など、車載機器における電源ラインのデカップリングやノイズ対策部品として使用される。

2020年6月から玉村工場（群馬県佐波郡）で月産1,000万個体制で量産を開始した。
サンプル価格は1個5円。
自動車のエンジン、トランスミッションなどのパワートレインやADASなど、車載機器における電源ラインのデカップリングやノイズ対策に貢献する。

近年、電気自動車やハイブリッド自動車の普及にともなう自動車の電動化やエレクトロニクス化が進んでいる。
また、ADASではさまざまなセンサーのデータを高速に処理することが求められている。
それらの電子回路では、外部からのノイズや内部で生じたノイズを除去し、誤作動などを防ぐEMC対策が必須となっている。
これらの車載機器に搭載される積層セラミックコンデンサは、高信頼性とともに高機能化や高密度実装化により、さらなる小型化が求められている。

同社では、自動車向けの商品ラインアップ拡充を強化し、小型大容量化と高信頼性の両立を進め、今回、材料技術やプロセス技術などを高度化し、車載向けの高信頼性と 0603サイズの小型形状を両立した「LMR063 B7103KP-F」を商品化した。

詳細は、太陽誘電 営業部→TEL03-6757-8330