フリアーシステムズ
赤外線カメラで有毒性ガスを検知!
米国・フリアーシステムズ社の有毒ガス検知用赤外線カメラが注目されている。
メタン、六フッ化硫黄(SF6)、一酸化炭素などほとんどのガスは、周囲の空気中のガスと同様肉眼では見えないが、 フリアーシステムズ社のスペクトルフィルタリング機能を採用したガス検知用赤外線カメラを用いることで排出された特定のガスを可視化することができる。

ガス化合物の多くは、赤外線エネルギーの一部を吸収するが、特定の波長域内に限られている。
ベンゼン、ブタン、メタンなど多くの炭化水素は3.3μm(マイクロメートル)付近の波長の赤外線を吸収するが、六フッ化硫黄(SF6)のような化合物は10.6μm付近の赤外線を吸収する。
赤外線スペクトルに複数の吸収ピークを持つ炭化水素もあり、例えば7.7μm付近の赤外線を吸収するメタンもあり、炭化水素の漏れを可視化するにはフィルター付きOGIカメラ(ガス検知用赤外線カメラ)が必要となる。

OGIカメラは、検出器の前に取り付けられた独自のスペクトルフィルターにより通過できる放射線の波長をバンドパスと呼ばれる非常に狭い範囲に制限される。
特定のガスをターゲットとするバンドパス内で、OGIカメラはエネルギーが赤外線検出器に到達するのをブロックすることにより、通常は煙雲のように見えるガスを可視化する。

OGIカメラの機能はフリアーシステムズの「 ガス検出用赤外線カメラの技術」参照。https://www.flir.jp/globalassets/discover/industrial/butane-lighter-gif.gif
フリアーシステムズ社 https://www.flir.co.jp

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