エマソンは、ワイヤレス接続機能を搭載した業界初の空気圧バルブシステムを発表した。
AVENTICS™G3電子フィールドバスプラットフォーム用のワイヤレス自動回復モジュール(ARM)導入により、携帯電話、タブレット、PCから空気圧バルブシステムの試運転と診断が簡単に行える。

ワイヤレスARMモジュールは、内部Wi-FiアクセスポイントとモバイルWebサイトを介して、バルブシステムが機械の内部や天井にある場合でも、AVENTICS™G3フィールドバスプラットフォームの診断および試運転機能に簡単にアクセスできる。これにより、ハードワイヤードヒューマンマシンインターフェイス(HMI)の視覚的な利点を、低コストで提供する。

ワイヤレスARMモジュールは、アラーム、電圧レベル、短絡、モジュールエラー、オープンロードエラー、および分配エラーを通知し、システムのダウンタイムを削減する。
デバイスは場所を取らず、ジャンパークリップのスペースAVENTICS™G3フィールドバスプラットフォームに簡単に接続できる。
バルブシステムの取り付け場所に関係なく、データへの安全で確実なアクセスを保証する短距離、中距離、長距離の3つの電力設定を備えている。
また、構成中にオフにできるワイヤレス信号ほか、複数のパスワードオプション、制御機能なしで提供される診断および試運転情報など、セキュリティ上の利点を備えている。
さらに、イーサネット/IPDLRおよびPROFINETプロトコルと互換性を有するほか、AVENTICS™G3フィールドバスプラットフォームの構成情報を、設定可能なすべてのノードや接続されているI/O モジュールパラメータなどの重大な障害から保護する。

エマソンは、既存のARMおよびG3フィールドバスプラットフォームと下位互換性のあるAVENTICS™G3フィールドバスプラットフォーム用にアップグレードされたARMクリップを導入。ARMクリップは、重大なバルブシステム障害から構成情報を保護することにより、システムの信頼性向上を図った。
ARMモジュールはコンパクトで、取り付け位置を変更することなく、AVENTICS™G3フィールドバスプラットフォームのジャンパークリップのスペースに簡単に取り付けることができる。

新しいワイヤレスARMモジュールとAVENTICS™G3フィールドバスプラットフォームは、自動車、食品および飲料、タイヤ、パッケージング、金属加工業界の空気圧バルブシステムアプリケーションに適し、バルブシステムの構成と診断をワイヤレスで提供する。

詳細は下記をクリックhttps://www.Emerson.com/AVENTICShttps://www.emerson.com/ja-jp/news/automation/20-09-automatic-recovery-module