倉敷機械は、経験が問われる金型見積／加工見積が誰でも簡単、正確にできる樹脂/プレス金型設計見積システム「ESTIMATE for MOLD/PRESS」および機械／金型部品加工用の「ESTIMATE for MACHINING」の2タイプの見積システムを提供している。

樹脂／プレス金型設計用「ESTIMATE for MOLD/PRESS」は、MYPAC CAD/CAMシステムと連動した加工フィーチャ認識により、加工の難易度、ワークサイズなどから物件ごとの正確な加工見積を素早く簡単に作成できる。
同システムは、見積対象物件の製品図や仕様書から、見積用の金型構造を半自動的に作成し、難易度や型枠サイズなど実際に近い工数で的確な原価集計と工数集計を行うことができる。
過去の実績をもとにした従来型の複雑な見積作業から開放され、誰でも簡単に早く正確な見積作成が可能で、樹脂金型用システムには、精度向上のためのAI機能を搭載し、使うほどに見積もり精度が向上する。

一方、機械／金型部品加工用の「ESTIMATE for MACHINING」は、製品の成形フィーチャを認識し、その特徴から自動で金型を設計し金型加工の見積を算出できる。

同システムは、ソリッドモデルによる組立図もしくは、複数の2次元部品図から一括して加工フィーチャを認識。実加工に近い加工工数を集計し、個人差の少ない段取り工数を提示、作業単価は時代状況に即して変更して見積作成ができる。受注のための加工見積と生産管理での加工指示の両方に運用できる。