ヤンマーホールディングスのグループ会社であるヤンマーエネルギーシステムは、とっとり市民電力、鳥取ガス、神鋼環境ソリューションと4社協業による鳥取市電力地産地消プロジェクトで「2020年度コージェネ大賞」産業用部門で特別賞を受賞した。

協業事業は2015年4月に鳥取市が地方創生実現プランのモデル地域に選定され、同年8月に鳥取市スマートエネルギータウン構想が策定されて始まった。
秋里下水処理場バイオマス発電所(鳥取市秋里903)は、発電事業者に鳥取ガス、電力小売事業者にとっとり市民電力、設計・施工を神鋼環境ソリューションが担当。ヤンマーエネルギーシステムは、鳥取市にある秋里下水終末処理場におけるバイオガスマイクロコージェネレーショシステムの構築と遠隔監視、メンテナンスを担当し、発電出力200kW(25kW×8台)、年間発電量約140万kWh(一般家庭390 世帯相当)のエネルギーを供給している。

コージェネ大賞は、コージェネレーションの認知向上を図るとともに、優れたコージェネの普及につなげることを目的として平成24年から始まった表彰制度。一般社団法人コージェネレーション・エネルギー高度利用センターが主催し、新規・先導性、新規技術、省エネルギー性等において優れたコージェネレーションを表彰している。