ダイヘンは、直感的にロボット作業をプログラミングできる業界初の「ジョイスティック・ペンダント “JoyPEN”」を発売した。
同製品は、ロボットを手動動作させ、ロボット作業プログラムを教示するための手持ちの操作装置。内蔵したジャイロセンサとジョイスティックの組み合わせにより、手動動作からプログラミングまでのロボット教示全てが、小型軽量の同装置ひとつで、直感的にかつ片手で簡単に操作できる。従来のボタン操作が中心のティーチペンダントに比べ50％の教示時間短縮を可能にした。

製造業の人手不足が深刻化する中、ロボットによる自動化ニーズが高まっている。
しかし、中小製造業がロボット導入を検討する際にネックとなっているのが操作の煩雑さに他ならない。
同社は　こうした市場の課題解決に向け、ジャイロセンサとジョイスティックを組み合わせ、誰でも簡単にロボット操作が行える「ジョイスティック・ペンダント “JoyPEN”」を開発した。

価格は、オープン。同社は年間2,000台の販売を計画している。

☆ “JoyPEN”主な特長
(1)直感的にロボットの手動動作が可能。
片手で直感的にプログラミングが可能。
“JoyPEN“の向きでロボットの動作方向が決まるので、感覚的に動作方向を指示。
ジョイスティックで指示した方向にロボットを並行移動。
“JoyPEN“の傾きを変えればそれに追従してロボットの姿勢が変わるので、姿勢変化も直感的。
作成したプログラムの動作確認も“JoyPEN“から片手で可能。

(2)ロボット手動動作の経路を自動教示。
“JoyPEN“で手動操作したロボットの経路を自動でプログラムに記録。従来は不可欠だった、ロボットの位置・姿勢を教示する操作が不要となり教示時間を短縮。
片手で直感的にプログラミングが可能。

(3)プログラミングを便利にする機能。
片手で直感的にプログラミングが可能。
ジョイスティックと最小のボタン操作により、片手でロボットの速度調整や溶接条件設定が可能。
また、FD19の溶接条件DB機能との組み合わせで、対象物の開先形状と板厚を入力すれば、最適な溶接条件を自動設定。初心者でも短時間の条件調整でベテラン並みの溶接が可能。
手動操作自動停止機能を搭載し、溶接トーチ先端のワイヤが溶接対象物に接触すると自動でロボットが停止し、衝突を防止。
直感的な操作と組み合わせで、最短距離で狙い方向の教示操作が可能。

(4)小型軽量。
ジョイスティックの採用で操作ボタンを少なくし、片手に収まる小型サイズで、ティーチペンダントの約3分の1の軽量設計。
さらに、手になじむ人間工学に基づいたデザインと柔軟なケーブルで、ティーチング時の作業者負担を軽減。

※同社URL　https://www.daihen.co.jp/