年頭のあいさつ
三菱マテリアル 小野直樹社長
三菱マテリアルは、2021年の新春を迎え、グループ関係者に小野直樹社長が年頭のあいさつを発信した。

三菱マテリアルグループの社員の皆さんにおかれましては、健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。

本年の年明けは、今までとは異なる迎え方をされた方が多いと思います。
新型コロナウイルスの感染拡大防止に努めながら現場の第一線で操業継続にたいへんな努力をされている皆さん、営業の第一戦でお客様の声を聞くことにたいへんな苦労をし、工夫を凝らしている皆さん、現場のスタッフや後方支援をしている営業所、支店、支社、本社のすべての皆さん に、改めて感謝申し上げます。
昨年は、新しい働き方を手探りする1年でしたが、足元の全国的な新型コロナウイルス感染者数の増加などを踏まえると、今暫く同様の対応を取らざるを得ません。安全の確保と同様に、「自らの身は自ら守る」ことを念頭に、日々の生活をしていくことが求められます。

さて、本年は当社グループの創業150周年に当たります。
当社グループの歴史は、1871年に九十九商会が炭鉱事業に進出したことに始まり、その後150年の間、時代の変化、社会構造の変化に適応しながら、様々な事業構造の転換を図ってまいりました。
もちろん事業によっては、挑戦したものの苦戦を強いられ、撤退を余儀なくされたものもありましたが、それらの苦難を乗り越え、糧にして、150年間にわたり会社の形や事業の内容を変えながら存続してまいりました。
諸先輩の長年の労苦に思いを馳せ、その努力に敬意を払うこと、150年の歴史にプライドを持つ ことは非常に大切であると考えております。

一方で、150年の歴史は、決してこれからの将来を約束、保証してくれるものではなく、安閑としてはいられません。
151年目以降の歴史を創っていくのは、他でもない私たち自身であります。
その歴史を確かなものとして築き上げ、次世代へ繋いでいくことこそが私たちの役割だと思っております。
ぜひとも、2021年を私たちの力で、三菱マテリアルグループとしての新たな歴史の1頁を記す年としたいと思っております。
また、150周年に際しては、当社グループの目指す姿である「豊かな社会」、「循環型社会」、「脱炭素社会」の構築に貢献できる新たな素材・技術・事業を創造し、新たな価値を生み出すということを表現し、当社グループやそこで働く私たち自身が、事業環境、時代の変化に合わせて変わっていくという意味を込めたメッセージを発信したいと考えております。

以上のとおり、変わることはとても重要なことでありますが、私たちがこれからも変わらずに守っていくべ きものもあります。
「人と社会と地球のために」という企業理念や「社会的価値と経済的価値の両立を図る」という「目指す姿」は変わるものではありません。
また、業務遂行における判断の優先順位である「SCQ DE」や悪い情報ほど早く伝える「バ ッドニュースファースト」も変わらずに守っていくべきものであり、そのためには風通しの良いコミュニケーションが求められます。
そして、私が常日頃から申し上げている「身内の論理から抜け出し、リスクに敏感になり、備えよ」「正しいことをやりきる、即ち、やるべきことを全員で最後まできちんとやりきる」ということも、ぜひ続けていただきたいと思っております。

当社グループの新しい歴史の一頁を創っていくために、私たちには勇気をもって変わっていくことが求められております。
それと同時に、私たちには、今後とも変わらないもの、変えてはいけないものがあるということもご理解いただきたいと思います。
引き続き、コロナウイルスと闘いながら、私たちの目指す姿の実現に向けて、皆さんとともに前進していきたいと考えております。



TOP