ダイヘン
100kg可搬中空ハンドリングロボット発売!
ダイヘンは、100㎏可搬の中空構造ハンドリングロボット「FD-B100」を発売した。
同社はハンドリングロボットのラインアップを拡充することで、アーク溶接の前後工程をはじめとする様々な用途へ適応範囲を広げ、高度化する産業界の自動化ニーズに貢献していく。

近年はロボットによる自動化が注目されている。
ロボットに作業させるには作業に必要なツールを先端に取り付けるが、ツールのケーブルがワークや治具に干渉し、故障やトラブルの要因になる場合がある。
この課題を解決したのが、ケーブルをロボットアーム内部に収納し、ワークや治具への干渉を低減したハンドリングロボットで、ダイヘンは、新たに100kg可搬の中空構造ハンドリングロボット「FD-B100」を市場投入した。

「FD-B100」は、ショルダ部分と手首軸にツール用ケーブルが収納可能な大口径中空構造を採用。
手首軸(J6軸)とショルダ軸(J4軸)にφ63㎜の大口径中空構造を採用したことで、ツール付属のケーブルをロボット上腕部に収納。これによりワークや治具へのケーブルの干渉を低減した。

同ロボットは、ベースからショルダ部のコネクタボックスまで各種信号線や配管を標準装備。
ツールの通信線や配管に使用可能なアプリケーションケーブル28本、エア配管2本、デバイスネットケーブルを標準装備したほか、J4軸とJ6軸の中空構造と合わせ、すべてのツール用ケーブルをロボットに内蔵できる。
広い動作範囲と狭い干渉半径を両立し、高密度設置を実現。業界最小クラスの旋回半径485㎜により、省スペース設置を可能にする。

このほか、クラス最高レベルの高速動作でタクトタイムを短縮、高速動作で生産性の向上に貢献する。
手首軸はIP65、基本軸はIP54に対応し、高い防塵・防水性能で悪環境でも使用できる。

主な用途としてはマテリアルハンドリング、切削、研磨、シーリングおよび工程間搬送等に適している。
価格はオープン。年間200台の販売を見込んでいる。

※ダイヘンURL https://www.daihen.co.jp/

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