三菱マテリアル 加工事業カンパニーは、鋼旋削加工用CVDコーテッド超硬材種「MC6125」を開発、2月26日より販売開始した。

鋼旋削加工用CVDコーテッド超硬材種「MC6125」は、鋼旋削加工の第一推奨材種として連続から断続まで幅広い加工に対応した工具材種。従来から持っていた技術を改良することにより、安定性と耐摩耗性を飛躍的に高めている。

ここ数年、加工効率の向上を求めるユーザーが増えており、また、工作機械の高性能化に伴い高効率加工が可能となり、切削速度向上を追求する加工企業が増加している。
また、自動車部品をはじめ強度の高い材料の使用も増えており、これらの加工に対応するための高い耐摩耗性を有する切削工具が求められている。
その一方で、高い耐摩耗性を有する切削工具では一般的に欠けが生じやすく、加工数が安定しないという課題があり、欠損に強い、刃先安定性のある工具が求められている。

そこで、三菱マテリアルは従来の切削方法はもちろん、高速加工に対応可能でかつ高い刃先安定性を発揮する鋼旋削加工CVDコーテッド材種として「MC6125」を開発、発売を開始した。

鋼旋削加工用CVDコーテッド超硬材種「MC6125」は、 “Superナノテクスチャーテクノロジー”で緻密かつ均一に結晶を成長させることにより、高い耐摩耗性を発揮する。
また、コーティングの付着強度を向上させる新しい結合相“Super TOUGH-Grip”テクノロジーにより、密着力が向上し、コーティング剥離を抑制した。
コーティング層の引っ張り応力を緩和することにより、刃先不安定加工時の衝撃による亀裂進展を抑制。「MC6125」は従来品に対して残留引っ張り応力を80%低減した。

鋼旋削加工用CVDコーテッド超硬材種「MC6125」は、20アイテム。

☆標準価格(代表型番)は次の通り
CNMG120408-LP MC6125　 940円(税込価格　　1,034円)。
DNMG150412-MP MC6125　1,300円(税込価格　1,430円)。
WNMG080408-MA MC6125　940円(税込価格　　1,034円)。

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http://carbide.mmc.co.jp/