MOLDINOは、エポックディープラジアスエボリューションハード-TH3 「EPDREH-TH3」に4枚刃を追加した。

近年、情報通信技術の発達を背景に、自動車をはじめとする様々な製品に高機能電子部品や半導体部品が使用され、これに伴い精密で高精度な金型需要が増加している。
こうした精密金型の材料には、成形精度を保つため50HRC以上の焼き入れ鋼が用いられており、高硬度鋼を長寿命で高精度加工する小径エンドミルが求められている。

MOLDINOは、高硬度鋼切削で優れた耐摩耗性を発揮するTH3コーティングシリーズを発売し、好評を得ている。
TH3シリーズのラジアスタイプは小径2枚刃仕様(φ0.2～１)だったが、今回4枚刃タイプ「EPDREH4-TH3」を開発。
新たに「EPDREH4-TH3(4枚刃)」φ1～φ6、R0.02～1.0、工具径/首下長≦8(全266アイテム)を追加し、シリーズのラインナップを拡充した。

4枚刃仕様「EPDREH4-TH3」は、工具中心基準のR精度を保証。呼び径で加工しても従来よりも高精度の加工が可能。
従来工具に比べ、たわみ量が少ない首形状で、高精度加工を追求した。
また、高硬度鋼加工用コーティングTH3を採用。加工終了までのワーク寸法変位を抑制し高硬度鋼の高精度加工を実現できる。
4㎜シャンク品(工具径1～3㎜)はh4公差。高精度焼き嵌めホルダに対応する。

主な推奨加工用途としては、高硬度・精密金型全般の直彫り及び立壁・底面仕上げ加工に適している。
価格は、\5,170～\15,360(税別)。

※製品の詳細は↓　http://www.moldino.com/