不二越
小型ロボットのラインナップ拡充!
不二越は、このほど電機・電子市場に対応する小型スカラロボット「ECO6」および一般産業機械市場向けのコンパクトロボット「MZ12H」を発売した。

少子高齢化や労働人口の減少、人件費高騰などを背景に、モノづくり現場では人手不足の解消や生産性向上を目的に、ロボットによる自動化ニーズが加速している。
とくに電機・電子分野、一般産業機械分野の生産現場においては、小型ロボットの導入が本格化している。

不二越は、2013年に高速・軽量コンパクトロボット「MZ07」の発売を契機に、小型ロボット市場へ本格参入。以降、MZシリーズのラインナップ拡充に加え、ウィングスライサー型ロボット「EZシリーズ」や、協働ロボット「CZ10」を開発し、世界市場で小型ロボット市場の深耕にとり組んできた。
今回、自動化ニーズが高まる電機・電子、一般産業機械分野をターゲットに、スカラロボット「EC06」とコンパクトロボット「MZ12H」を新たに市場投入した。
とくに新製品の「EC06」は、MZシリーズと共通のシリーズの制御装置を採用。ロボットの組合せが容易で、同社ユーザーの利便性向上に貢献する。
同社は、今後も小型ロボットをはじめ、シリーズ・ラインナップを拡充し、また、ロボットを組み込んだ多様なシステム・アプリケーションを構築して、幅広い顧客のあらゆるFA化ニーズに応えていく。

新製品の小型スカラロボット「EC06」は、IoT化や5G関連など好調な生産が続く電機・電子分野における自動化ニーズに応え、最大可搬質量6㎏(定格3㎏)で500㎜・600㎜・700㎜の最大リーチが異なる3機種をラインナップ。豊富なラインナップで個客のモノづくりの現場に最適な機種を選択可能した。

同ロボットは軽量化と高剛性を両立した設計で、クラストップレベルの高速・高精度動作(位置繰返し精度±0.02㎜)を実現し、ユーザーの生産性向上に貢献する。
先端軸の中空構造により、ロボット本体から各種ツールまでの配線・配管の引き回しを簡略化し、周辺装置との干渉リスクを低減するなど、信頼性を向上した。
ティーチペンダントに代わり、PCを制御装置に接続して操作が可能なほか、また、PCのシミュレーションソフトを用いて各種動作を正確に設定できる。
価格はオープン。2021年度2,000台の販売を見込んでいる。

一方、新製品の「MZ12H」は、一般産業機械分野向けに市場投入したコンパクトロボットで、従来人手に頼っていた作業をロボットへ置き換える需要が拡大。幅広い業種のフレキシブルな自動化ニーズに対応可能な「MZ12H」を市場投入した。

「MZ12H」は、MZ12の特長を継承しつつ、独自の中空手首構造を新たに採用。ロボット本体から各種ツールまでの配線・配管の引き回しを簡略化することで、周辺装置との干渉リスクを低減し、高い信頼性を実現した。

同ロボットは、同一クラスではトップレベルの作業領域とパワフルな手首トルクで、大型ワーク・ハンドに対応し、バリとり、ピッキング、部品の組立・搬送など幅広い用途で使用可能。
また、防塵防滴(IP67 相当)・防錆機能を標準装備し、粉塵、水滴が飛散する環境にも対応する。
軽量化と高剛性を両立した設計で、クラストップレベルの高速・高精度動作(位置繰返し精度±0.04㎜)を実現し、個客の生産性向上に貢献する。
価格はオープン。2021年度3,000台の販売を見込んでいる。

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