キタムラ機械
「SUPERCELL-800G」発売!
キタムラ機械は、同時5軸制御横形マシニングセンタの新製品「SUPERCELL-800G」を4月6日発売した。
同機は1984年以来、900セット以上販売実績がある「SUPERCELLシリーズ」の人気機種SUPERCELL-300G、SUPERCELL-400Gに続く最上位機種となる。

新製品の「SUPERCELL-800G」は、パレットサイズは630×630㎜、最大ワークサイズは直径900㎜×高さ700㎜、最大積載重量は1200㎏、主軸回転速度は毎分2万回転、工具収納本数122本。
最大特長は、傾斜軸中心と回転軸テーブル上面が直線上に配置された5軸原点共有構造。
パレット交換や工具交換の際の工具長補正等の各種補正値の変更が不要となり、自動化が容易で加工時間の短縮と生産性の向上を実現する。
新規設備時だけでなく、機械納入、稼働後であっても、21パレット仕様等のFMS対応(添付写真)や工具マガジン拡張が可能で、生産状況の変化に応じていつでも完全無人化対応を構築できる。

また、高追従性と高品位な加工面を実現する両端支持のトラニオンテーブル構造の持つ高剛性と主軸剛性により実現される従来比60%アップの切削能力と、毎分130回転の回転軸(B軸)が実現する旋削加工(工程集約)などにより、生産性の向上を図ることができる。

同機は、全駆動軸にキタムラ独自のツインボールネジ・ツインサーボモータ同期制御を採用。
軸心冷却と超高精度・高分解能光学式スケールフィードバックを標準装備し、位置決め精度±0.002㎜/フルストロークを実現した。しかも、1/1000°割出が可能な回転軸は、割出精度が業界最高レベルの±2秒で高精度加工を可能にする。

このほか、2008年に世界で初めてアイコン制御を可能とした独自開発のCNC装置「Arumatik-Mi」を搭載。
作業者の習熟度の違いによって起こり得る5軸制御MCの稼働率のバラツキ、操作ミスによる機械停止や作業負担を軽減するため、作業者を顔認証で識別し、簡単に作業者ごとに操作制限をかけられる個人認証システム(特許取得済、文部科学大臣賞受賞)が搭載可能で、DX(デジタルトランスフォーメーション)にも対応可能。同時5軸制御MCを安全・安心に稼働管理することができる。

「SUPERCELL-800G」は航空機、半導体製造装置、電力・エネルギー関連、建設機械・車輛関連の構造部品加工など幅広い加工用途に適している。

※製品の詳細は↓ https://kitamura-machinery.co.jp/

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