デンヨー燃料電池式可搬形発電装置開発!
デンヨーは、地球温暖化の原因となるCO2の排出量を削減するための手段として、水素を使って発電する燃料電池化が有効であると考え、環境省のCO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業の採択を受け、令和元年度より技術開発を進めている。
これまでトヨタ自動車と共同で燃料電池電源車を開発し実証を進めてきたが、さらなる水素社会への取り組みとして、このほど、同社の主力製品である可搬形発電機においても燃料電池化を実現し、実証を開始する。

開発した燃料電池式可搬形発電装置は、エンジン式の発電機と同様に移動が容易にできるため、土木・建設工事など移動する現場、災害発生時の生活電源、テレビ中継や各種イベントなど任意の場所で電力を供給することができる。
発電部には、豊田自動織機の燃料電池フォークリフトに使われている燃料電池システムを可搬形発電装置用に活用しており、燃料電池から出力される直流電力を交流電力に変換する燃料電池専用パワーコンディショナーを新たに開発、搭載した。

来月より実証運転を開始し、現在主流に使われているエンジン発電機と比べて、様々な負荷機器への影響、CO2の排出削減量など燃料電池式可搬形発電装置ならではの効果などを検証し、燃料電池式可搬形発電装置の開発を通じて水素の需要拡大、再生可能エネルギーの利用拡大へも寄与できるものと考えている。

デンヨーURL↓ https://www.denyo.co.jp/

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