パナソニック
IT/IPプラットフォーム“KAIROS(ケイロス)″の新メインフレーム発売!
パナソニックの社内分社であるコネクティッドソリューションズ社は、プロスポーツ、コンサートなどの各種イベントおよび放送局の制作・演出・配信の用途に向けて、リモートでのライブ映像制作の機能を大幅に向上させる次世代ライブ映像制作システム「ITyIPプラットフォーム“KAIROS(ケイロス)"」の新メインフレーム「Kairos Core 1000(AT-KC1000T)」を2021年6月より発売する。

「IT/IPプラットフォーム“KAIROS(ケイロス)"」は、2020年9月に発売を開始した次世代ライブ映像制作システム。昨今のリモートライブ映像制作の需要増加にともない、既に欧米ではCreative TechnologyやLive Xをはじめとする様々な制作会社や大手企業に納入している。
Kairos Core 1000は、KAIROSの映像処理と入出力を受け持つメインフレーム。現在、販売中のKairos Core 100よりもさらに性能と機能を向上させた。
ライブ映像制作の現場においては、現行のKairos Core 100(AT-KC100T)と新製品Kairos Core 1000(AT,KC1000T)との2つのラインナップから、ユーザーの用途に応じて選択できる。
Kairos Core 1000は、より高性能のCPU/GPUを搭載し、映像処理能力の向上により多層なレイヤー構成を用いたバラエティに富んだ演出を可能にする。入出力の拡張性と配信機能も進化している。

また、現行のKairos Core 100では別売オプションとして提供している4K対応機能、I/0拡張機能、CANVAS機能についてもKairos
Core1000では標準装備となる。
“KAIROS(ケイロス)”は、今後も機能とシステム対応の向上を図るとともに、パートナー製品との連携やシステム統合化を推進し、次世代映像制作プラットフォームのデファクトスタンダードを目指していく。

■KAIROSの主な特長(現行商品Kairos Core 100と新商品Kairos Core 1000共通)。
(1)ST 21 10、NDI(E)、SDIなど多彩な入出力インターフェイスと映像フォーマットの組み合わせが自在
・ベースバンド信号(12G/3G/HD-SDI、HDMI、Display Port)※3、IPパケット(ST2110、NDlo、RTP/SRT/RTMP/RTSP※4)の入出力をフルにサポート。
・PTP(Precision Time Protocol)同期に対応し、ST2110ベースのシステムで運用が可能。
・カスタマイズ可能なマルチピューワー出力(Display Port)を2基装備。いずれも最大36の映像を表示可能。

(2)ME/KEY数フリーのレイヤー、画角フリーの“CANVAS″など、GPU処理による自在の映像表現。
・ME数・KEY数の制約がなく、GPUパワーの許す限りレイヤーを重ね、KEY、スケーリング、ほかエフェクトの適用が可能。
・CANVAS機能は、16:9の標準画角だけでなく、32:9(ウォールディスプレイ)など特殊な画角の映像制作が可能。マルチビューワーには特殊な画角の映像もそのまま表示可能。
・遅延は最短1フレーム。スポーツシーン、ミュージックライブの臨場感を損なわないライブ演出に対応。

(3)直感的なGUI、キーアサインできるコントロールパネル、ソフトウェアベースの操作性と拡張性。
・直感的で使いやすいGUIのPCソフトウェア「jKAIROSクリエーター」。GUIコントロールパネル表示もでき、省スペースの運用にも対応。
・コントロールパネル「jKAIROSコントロール」は、各ボタンの機能を自由にアサイン可能。
一機能拡張や外部機器連携にはアプリケーションソフトウェアの追加で対応。用途とユーザーニーズに応じた無駄のないシステム設計ができ、将来性を確保。



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