大阪機工
匠AIシリーズ「3Dマイスター」発売!

同機能は、多品種少量生産のユーザー層に最適している。
「3Dマイスター」は、実物のワークを機内カメラで撮影することで、ワーク形状を3Dモデリングする。得られた3Dモデルデータは機械座標系と紐づけられているため、位置や寸法データを持っている。
データは付属のタブレット端末で確認することができるほか、タッチセンサシステムと連動させることで、ワークの心出し作業に必要な自動計測プログラムが作成できる。
3Dマイスターを用いることで、ワークを設置した後は加工プログラムのサーチを含めた、ほとんどの操作をタブレット端末で行うことができる。

左側に通常カメラモードでの撮影画像、右側にモデリング形状が表示されるほか、撮影する、おおよその位置を事前に指定することで、より正確なモデリングを可能にする。
また、連続撮影の指定により、更にモデリング精度の向上が図れるほか、3Dモデルは画面上で視点変更や拡大/縮小することもできるなど、スマホのような直感的操作性を実現した。
さらに、様々な計測パターンを画面から選択、また使用するワーク座標系も指定が可能なほか、設定した内容は “設定内容が記載されたカード” になり、一括して機械に送信される。
送信するまでは、何度でも設定内容の変更や確認が可能なほか、計測動作指令と同様に、加工プログラムサーチも可能。送信後の計測プログラムサーチや計測動作などは、サイクルスタート押しボタンで起動する。機械動作を伴う操作では機械操作盤を用いるため、安全に使用できる。
オペレータは機械のモード変更や、手動運転、NCキーボード入力などの操作が不要になり、多品種少量現場に適している。

同社は、自社製品のVM-Rシリーズ、VB53αに適用するほか、対象であれば、後付での対応も可能(現地での取付作業1日程度)。
対象制御装置は、FANUC30i Series、三菱N700/N800 Series。
販売予定価格(税別)は、\ 2,000,000、2台目以降\1,300,000。
販売目標台数年間200台を見込んでいる。
※1TOFカメラとは、Time Of Flight の略。
スマホなどにも搭載されている技術で、対象に赤外線を照射し、その反射されてくるまでの時間により、対象との距離を測定することができる。
■同社URL↓ https://www.okk.co.jp/