シーイーシー
LogiPull® AGV連携機能を提供開始!
シーイーシー(CEC)は、物流効率化ICTソリューション「LogiPull(ロジプル)」に無人搬送機(AGV)連携機能を加え、提供を開始した。
トラック車両のバース誘導とAGV、搬送ロボットの自動誘導をLogiPull上で一括管理できる新機能により、入出荷工程の同期化や庫内搬送の自動化、省人化を実現する。

物流業務の効率化が求められるなか、トラックの搭載貨物はパレットやかご車などでひとかたまりに梱包するため、輸送ロットあたりの重量が大きくなる傾向がある。
人手による積卸し、庫内搬送は作業負荷や事故リスクも高く、国土交通省が推奨するホワイト物流、物流DXにおいても、人材不足に悩む物流現場の自動化が求められている。
AGVを活用した庫内搬送が進む一方、自動化に対応した物流施設を実現するには、投資コストが負担になっている。そのうえ従来、物流現場ではバース管理システムと物流搬送システムは、個別に導入・運用されてきた。
今回CECは、トラックのバース到着と同期しながらAGVの移動指示を一括管理できる機能を開発した。
LogiPullの新機能は、物流現場の自動化に必要な導入・運用コストを抑制しながら、庫内搬送業務の無人化、省人化を支援する。

■LogiPullのAGV連携機能
(1)基本機能:トラック車両誘導指示と同時にAGVに指定場所への移動指示。
庫内で稼働するAGVに対して、指定した時間・積卸し場所に自動的に移動指示ができる。
(2)主な利用方法:入荷時のケース。
入荷トラックが物流施設に到着後、入場ゲートに設置したカメラで車両のナンバープレートを検知し、LogiPull上でバース予約情報の照合・来場目的を割り出す。車両を電光掲示板などで荷降ろし場への移動指示と同時に、AGVに対しても自動的に移動指示を出す。トラックからAGVに荷物を搭載後、自動走行して指定の検品場所や入荷仮置き場まで荷物を搬送する。
(3)導入効果:庫内搬送(積卸し ― 入庫保管場所への距離が30メートルの場合)。
従来の人手搬送の場合、かご車1台あたり往復で60mの歩行が必要。トラック1台あたり、10台のかご車が搭載されている場合、合計600mの歩行が必要になる。
LogiPullのAGV連携利用の場合、積卸し場で待機しているAGVにかご車を取り付け自動搬送する。
これにより600mの歩行が不要となり、庫内作業者の搬送業務削減、庫内作業の効率化を図ることができる。

■AGV対応メーカー機種
ZMP社のCarriRo®シリーズに対応。同社のシステム連携API「ROBO-HI® API(ロボハイ エーピーアイ)」を利用することにより、複数台のAGV同時制御や、条件に応じた動的な移動指示にも対応している。
また、CarriRo®シリーズは、台車タイプのほかに、パレット積載やかご車の牽引といった用途にも対応し、幅広いシーンで活用できる。

詳細についてはシーイーシーURL↓ https://www.cec-ltd.co.jp/

TOP