ワトロー
超高効率電気式熱交換器発売!
総合熱システムメーカーのワトロー社(Watlow®)は、このほどContinuous Helical Flow Technology™(連続ヘリカルフローテクノロジー)を採用した超高効率な新型電気式熱交換器「HELIMAX™(へリマックス)」を発売した。
連続ヘリカルフローテクノロジーは、標準的な熱交換器で一般的に生じるコーキングやファウリングの抑制に効果があり、コーキングやファウリングの発生速度が減少し、熱交換器の保守期間を最大限に延長することができ、ダウンタイムを減少できる。

セグメンタル・バッフルなどの熱交換器では、ホットスポットが発生しうるデッドゾーンができることが知られている。
シースやチューブスキン温度、局所的な流速など、熱交換器内の特性のバラつきは、コーキングやファウリングの一般的な要因であり、システムの故障や高コストなダウンタイムにつながり兼ねない。
これに対し、連続ヘリカルフローテクノロジー採用のへリマックスは高い熱伝達率を実現し、プロセス流体に接するスキン温度やシェルの温度上昇を低く抑え、出口温度の高いアプリケーションにおける制限を押し上げることができる。
また、シース温度の厳格な制御が確実に行えるように流体のバイパスを最小限にとどめ、より小径なシェル外径も実現している。
その結果、さらに板厚の薄いシェルで、高価な特殊材料に頼ることなく、高い圧力に対応できる場合もある。

ワトロー社の戦略的マーケティング・ディレクター・Dennis Long(デニス ロング)氏によれば、「へリマックスでは連続ヘリカルフローテクノロジーにより、発熱体周囲の流速プロファイルを改善し、より良い熱伝達と流量を実現できるほか、システム全体の性能を高めている。同技術はコーキングやファウリングを抑制して、装置の稼働状態を長く保つことができる。すべての機能性を小さい外形に収めた新製品は、熱交換器を必要とするあらゆるアプリケーションに対応する」と強調した。

へリマックスは、従来の熱交換器に比べ小型かつ軽量で、海上プラットフォームや浮体式生産・貯蔵積出設備など、スペースの限られたアプリケーションに貢献する。
詳細はこちら↓ www.watlow.com
■ワトロー社(Watlow)の概要
ワトロー社(Watlow)は、高度な技術による革新的な熱関連製品や熱システムを提供する技術指向のグローバル企業。
半導体の製造や環境制御室、エネルギープロセス、ディーゼルの排ガス処理、医薬品および食品事業関連の設備など、多数の産業分野に多くの納入実績を堅持する。
同社は1922年以来、ワトロー社は生産能力や市場での取組みの強化、グローバルな販売体制の拡大を図ってきた。
980件以上の特許を保有し、米国・メキシコ・欧州・アジアなど生産工場9カ所、技術センター3カ所を開設し、現在2,000名の従業員を擁している。
さらに、世界50カ国に営業所を開設し、様々な個客ニーズに対応した製品、サービスを供給している。


TOP