ゼネテックは、米国製で同社が日本総代理店を務める、待ち行列理論を利用した離散事象解析シミュレーションソフト「FlexSim」の最新版「FlexSim 2021」(日本語版)をリリースした。

最新版の「FlexSim 2021」はUIを改善し、操作性や設定の視認性が大幅に改善され、ユーザビリティーが向上した。
また、FlexSimの強みであるAIを搭載した「オプティマイザー」機能が強化され、指定範囲内における機械や作業者の最大稼働率や、導入指標を求めることが容易になっている。
さらに、倉庫管理の概念が新たに導入され、既存の倉庫管理システム(WMS)とFlexSimとの接続を可能にした。

そのほか、ChromeやEdgeなどブラウザ経由でのモデル検証や、移動経路を検証するAstar機能の強化など様々な改善、強化が行われている。

「FlexSim 2021」は、より最小の設定作業で膨大な選択肢の中から一気に最適解を得ることができる。
製造工場や物流施設など「人・モノ」が動く現場に求められる生産性向上や最適化を強力にサポートする。

FlexSim 2021の主な新機能であるオプティマイザー(Optimizer)は、「What if ?」ではなく、「What‘s best ?」なアプローチで解を求める。オプティマイザー機能を使用することで、AIが最適解を算出する。
準備できる機械の台数や、作業者の人数を範囲指定すると、その範囲内で機械の稼働率が最大かつ生産数が最大になる最適な機械台数・作業者数などを求めることができる。

倉庫管理では、実際の倉庫管理状況をFlexSim上に再現。倉庫管理の概念が新たに導入された。
既存の倉庫管理システム(WMS)とFlexSimは、各種SQL、oracle、D/Bと接続できる。

このほか、ウェブツール機能は、ウェブブラウザでのモデル検証が可能。
ChromeやMicrosoft Edge経由で、モデルの検証ができるほか、合わせてWEB－APIによるFlexSimモデルへのアクセスも可能。
パラメータの変更も行えるため、設備の処理速度やAGV・フォークリフトなどの走行速度・部材投入などを変えた場合の検証も行える。

詳細はURL参照↓　http://www.genetec.co.jp/