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Siemens Energyと遮断器の共同開発検討!
三菱電機とSiemens Energy Global GmbH&Co.KG(Siemens Energy)は、真空バルブによる電流遮断およびドライエア絶縁方式を採用した245kVタンク型遮断器の共同開発に向けた実現性検討を開始した。
真空バルブによる電流遮断およびドライエア絶縁方式を採用した開閉装置は、温室効果が高い従来のSF6ガス(六フッ化硫黄ガス)に替えて、地球温暖化係数(GWP)がゼロであるドライエアを使用することで、環境負荷の低減と保守作業の効率化に貢献する。

地球温暖化に影響を与える温室効果ガスの削減が議論される中、開閉装置における電流遮断や絶縁に約半世紀にわたって使用されているSF6ガスは、温室効果がCO2の23,500倍と言われている。
開閉装置におけるガス漏れはほとんど無いものの、地球温暖化に影響があることに変わりはなく、開閉装置の脱炭素化に向けた需要は高まっており、Fガスの使用規制や削減活動が世界各国で検討、実行されている。

これまで三菱電機とSiemens Energy は、SF6ガスや他の温室効果・毒性を有するガスを使用せず、地球温暖化係数ゼロのドライエアを使用した開閉装置の開発にそれぞれが取り組んできたが、今回、世界的な脱炭素化への動きに伴い、温室効果や毒性が全く無いドライエアを使用した環境負荷の低い新しい開閉装置の早期実現に向け、「245kVタンク型遮断器の共同開発」を行うことについて実現性を検討することにした。また、今後はさらなる高電圧化にも取り組んでいく。
共同開発を実施する場合、製造、販売、アフターサービス活動は各社で行う予定。

※三菱電機↓ https://www.MitsubishiElectric.co.jp/※Siemens Energy↓ https://www.siemens-energy.com/global/en.html

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