川崎重工業
ヘリコプターを東北エアサービスへ納入!
川崎重工業は、みずほリースより受注した「川崎式BK117C-2型ヘリコプター」を同社のリース先である東北エアサービスに納入した。
納入機は、救急医療用のドクターヘリとして運用されるもので、C-2型ヘリコプターとしては国内46機目の納入となる。

BK117ヘリコプターは、川崎重工業と欧州のヘリコプターメーカーであるエアバス・ヘリコプターズ社が共同で開発したもので、国産ヘリコプターとして初めて型式証明を取得した中型の多用途双発機。
機体後部に大きな観音開きドアを備え、担架などの大きな資機材の搬出入が容易なほか、広いキャビンスペース、コンパクトなボディ、機動性の良さなどが高く評価され、消防・防災用、救急医療用、物資・人員輸送用、警察用および報道用など、全世界で使用されている。

BK117ヘリコプターは、国産ヘリコプターとして1983年の初号機納入以来、機体の改良を重ね優れた技術力と高い信頼性により、同社納入(2021年6月24日時点)で181機、エアバス・ヘリコプターズ社納入分を合わせると全世界で1,600機以上の納入を誇るベストセラー機になっている。

川崎重工業は、これまで培ってきた技術力、国産機ならではのサポート体制を活かし、BK117ヘリコプターの積極的な営業活動を展開していく。

☆川崎式BK117C-2型ヘリコプターの主要諸元
全長:13.03m
全幅:1.73m(胴体)
全高:3.96m
定員:11名(最大座席)
最大全備重量:3,585kg
巡航速度:約246km/h
航続距離:675km(標準タンク)
主な装備:EMSキットなど
※EMS(Emergency Medical Service)キットは、ドクターヘリによる救急医療サービスを実施するための装備。
主な構成は、医療専用床、担架、医療席、看護師席、付添人席、側壁医療機材ラック、天井および側方レール、前方医療用キャビネット、照明灯および医療用機材用の電源ユニットなど。



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