ユコマツ産機・日鉄溶接工業
国内初 鉄骨溶接ロボット型式認証取得!
コマツの100%子会社であるコマツ産機と日鉄溶接工業は、コマツ製建築鉄骨溶接ロボット「RAL20」シリーズ と日鉄溶接工業製建築鉄骨・一般構造向けCO2用SXワイヤ「SX-26・SX-55 」を組み合わせ、400N/㎟~490N/㎟級冷間成形角形鋼管と通しダイアフラムの溶接による国内初となるフラックス入りワイヤを適用した建築鉄骨溶接ロボット型式認証を取得した。

建築鉄骨溶接ロボット型式認証制度は、建築鉄骨ロボットの健全な普及促進を図るため、一般社団法人 日本ロボット工業会がロボットの型式(製品機種の溶接基本仕様)に対して、 JARAS 1012(WES 8703)「建築鉄骨溶接ロボットの型式認証における試験方法及び判定基準」及び、JARAS 1013(WES 8704)「建築鉄骨溶接ロボットの型式認証基準」に準拠した製品の適合性に関する認証を、建築鉄骨溶接ロボット型式認証委員会が行い、合格したものに与えられる認証制度。
半自動溶接では、技量資格(JISや建築鉄骨溶接技量検定など)の取得により溶接部の性能が保証されているが、ロボットでは型式認証が同様の性能保証を示す制度になっている。型式認証の取得により、安心して様々な施工物件に使用することができる。

コマツ製「RAL20」シリーズ建築鉄骨溶接ロボットへの日鉄溶接工業製SXワイヤ「SX-26・SX-55」の適用により、一般的なワイヤ と比べ、鋼板付着スパッタを大幅に低減し、スパッタ除去の作業(時間)を低減することが可能となる。
さらに、 両社の連携により、最適化した溶接条件に調整することで従来よりも安定した溶接品質を確保することができる。

コマツ産機は、1987年に建築鉄骨溶接ロボットを市場導入して以来、常に業界をリードする技術を取り入れてきた。
これまで培ってきた技術・ノウハウを投入した高性能鉄骨溶接ロボット「RAL20」シリーズにより、ユーザーの品質・生産性向上に貢献していく。また、日鉄溶接工業は、理想の溶接を実現する「WELDREAM®」ブランド商品ラインナップを広げるとともに、個客への積極的な提案に全力で取り組んでいく。

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