シ村田機械
Y軸搭載正面型CNCターニングセンタ開発
村田機械は、Y軸機能を搭載した正面型CNCターニングセンタ「MWR120」を開発した。
同機は6インチ/8インチクラスの正面型CNCターニングセンタに、業界初のY軸機能を搭載した。
9月15日(水)から17日(金)まで開催する「ムラテック工作機械WEB内覧会2021」に展示するほか、10月1日より受注を開始する。

新製品「MWR120」のベースとなる平行2軸型CNC旋盤「MWシリーズ」は、平行に配置された同一能力の2主軸/2タレットを搭載した正面型旋盤で、素材の搬入から加工品の搬出までを自動化するガントリーローダを搭載した同社の主力シリーズとして、国内外に多数納入している。
新開発の「MWR120」には、6インチ/8インチチャックの正面型旋盤に、回転工具に加え、業界初となるY軸を搭載した。回転工具・Y軸による複合加工で複雑形状のワーク加工を可能にするとともに、MWシリーズの豊富な自動化ラインのノウハウを合わせて、工程集約と自動化を同時に実現し、生産性向上に貢献する。

同社は既存のMWシリーズを中心に、周辺機器を含めた加工ラインを一括で供給する「ムラテックターンキーシステム」を強みとし、これまで自動車部品の量産加工分野を中心に数多くの自動化ラインを提供してきた。
その一方で、複合加工・工程集約がキーとなる加工分野では、対向2軸型ターニングセンタ「MTシリーズ」を提案するなど、様々な業界に向け多くの納入実績を有している。
同社は、そうしたノウハウを生かし、工程集約・自動化の両輪を課題とする多くの産業向けに、課題解決のための独自のソリューションを今後も提案する。



TOP