日立建機
米国連結子会社社名を変更
日立建機は、北米で日立ブランドのホイールローダの製造・販売を担う連結子会社の日立建機ローダーズアメリカ(アメリカ合衆国ジョージア州ニューナン)の社名を「日立建機アメリカ」に変更した。

社名変更は、北中南米全域における建設機械の販売と部品・サービス事業の独自展開に向けて、日立建機ローダーズアメリカが、北中南米全域を統括する機能・権限を担い、域内のグループ会社と新たな推進体制を構築することを目的に実施するもの。

日立建機グループは、2022年3月より、米・ディア&カンパニー社(アメリカ合衆国・イリノイ州モリーン)との合弁事業の解消に伴い、最新の高効率な油圧システムや作業現場の安全性を向上させるAERIAL ANGLE®、サービスソリューションConSite® OILを標準搭載するなど、北中南米全域で最新の製品・技術・サービスを独自に展開する予定。

これまでは日立ブランドのホイールローダの製造・販売を担当してきた日立建機ローダーズアメリカの組織を大幅に見直して、ホイールローダに加え、コンパクト・コンストラクションの油圧ショベル、マイニング向けの超大型油圧ショベル、ダンプトラックの全てを扱う地域統括会社として権限・機能を強化していく。

具体的には、営業やサービス部門の機能を中心に大幅に体制を強化し、北中南米全域の市場ニーズに的確に対応できるよう、人員を増強する計画。
また、マイニング事業については、域内のグループ会社と連携して、北米をはじめ、中南米市場でも独自のネットワークの開拓に取り組んでいく。

日本では、10月1日よりマイニング事業本部長で執行役専務の石井壮之介氏が米州事業部長を兼務する。
今回、日立建機アメリカの設立と共に、執行役専務の石井氏は同社の取締役会長を兼務、前取締役会長の廣瀬雅章氏は、取締役副会長としてアラン・クイン取締役社長と共に現地で腕を振るい、日米連携を強化する。
同時に米州事業再構築準備室を設置し、日立建機グループを挙げて北中南米事業を強化していく。

■日立建機アメリカの概要
〈社名〉
日立建機アメリカInc.(Hitachi Construction Machinery Americas Inc.)
〈所在地〉
アメリカ合衆国ジョージア州ニューナン
〈事業内容〉
北中南米全域における建設機械および部品・サービスの供給並びに地域事業の統括。
〈代表者〉
取締役会長 石井 壮之介
取締役副会長 廣瀬 雅章
取締役社長 Alan Quinn(アラン・クイン)
〈従業員数〉
79名(2021年6月末現在)
〈出資比率〉
日立建機100%



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