スギノマシンは12月8日(水)～10日(金)、幕張メッセで開かれる「第6回セラミックスジャパン」に出展する。
期間中は、超高圧・湿式微粒化装置「STAR BURST(スターバースト)」の実機と処理例を公開。酸化チタン、セラミド、チタン酸バリウム、グラファイト、窒化ホウ素、シリカ等の処理原料の一例を紹介する。

また、12月9日(木) 11：45～12：30、幕張メッセのセミナー会場においてセミナーを開催。素材粒子の高機能化(微細化・均質化、表面改質など)に超高圧噴流を用いたコンタミレスな微粒化技術を提案する。最高2,500気圧に加圧した微粒子液体を超高速で噴射し、その衝突、せん断等エネルギで高機能微粒子を生成。コンタミレス、高粘度対応により、電池材製造にも適用される技術を講演する。

■主な出展製品
●湿式微粒化装置「STAR BURST(スターバースト) 」シリーズ
最高245MPaに加圧した原料を、斜向衝突またはセラミックスボールに衝突させ、分散・粉砕・乳化・表面改質を行う湿式微粒化装置。顔料、カーボン系、各種セラミック材料などの分散に効果を発揮する。
●極細スリットチャンバー(NEW)
乳化性能に優れるスターバースト用チャンバーを新たにラインアップした。用途は化粧品の各種オイル、食品の乳加工品など。
●高粘度熱交換器ユニット(NEW)
高粘度原料の冷却に適した多管式熱交換器を新たにラインアップした。
高粘度原料を安全・効率的に冷却。オールステンレスで溶剤に強い。分解・洗浄が容易。
主な用途は、各種バインダ材料、セルロースナノファイバー、シリコンオイルなど。
●卓上型 対向気流乾式粉砕機「DRY BURST MINI(ドライバースト・ミニ)」
気流式サイクロンや捕集ビンを一体化した、AC100Vで作動するコンパクトな卓上機。毎分2万回転で高速回転するインペラにより発生した気流が、原材料同士を対向衝突させ、5μｍ以下の低コンタミな粉末を生成する。グローブボックスやドラフトチャンバーでも使用でき、ごく少量の処理も可能なため、希少材料などの研究開発に最適。
●バイオマスナノファイバー「BiNFi-s(ビンフィス)」シリーズ
独自の超高圧技術で製作した、セルロース・キチン・キトサン・カルボキシメチルセルロース(CMC)・シルクのナノファイバー。異なる繊維長タイプ､トライアルセットなどもラインアップしている｡
同社のセルロース解繊技術と特殊乾燥技術を組み合わせたフィラー用の「BiNFi-sドライパウダー(BFDP)」や様々な応用事例などのサンプルも展示する。
BFDPは、従来困難だった熱可塑性樹脂等の疎水性素材との複合化が可能で、タフ化というユニークな特性が発現する。
BiNFi-s/銀ナノ粒子複合体は、従来市場になかった微細な銀ナノ粒子とBiNFi-sを複合化させる事でハンドリング性･安定性が向上し、抗菌･消臭･触媒活性など様々な用途で大きな応用が期待できる。
BiNFi-sシルクは、セリシンとフィブロインというたんぱく質のナノファイバーであり、高い保水性や生体適合性、紫外線カット機能などを有した高機能材料。

詳細は公式サイト参照
https://www.sugino.com/soshiki/1/ceramics-japan2021-tokyo.html