倉敷機械
6軸MC「KTR-1200」発売開始
倉敷機械は、このほど6軸マシニングセンタ「KTR-1200」を発売した。

同社は、これまで横中ぐりフライス盤の専門メーカーとして、産業機械、建設機械、金型、航空機などの幅広い分野へ納入実績を有している。
新たに発売した「KTR-1200」は、その実績と経験で培った技術を包含し、5軸マシニングセンタに中ぐり主軸を加えた「6軸マシニングセンタ」という新しいコンセプトのマシンで、複合加工を必要する幅広い産業分野の生産性向上に貢献する。

新製品の「KTR-1200」は、5軸マシニングセンタ機能に加え、横中ぐり盤機能を併せ持つ新型工作機械で、多様な加工に貢献する。
5軸加工の難しさの一つに、ワークと工具の干渉をいかに回避するかがある。
また、奥行きのあるワークを傾斜した場合、特殊工具を使用しないと加工箇所まで刃物が届かない場合もある。
今回、発売した「KTR-1200」は、横中ぐり盤の機能である中ぐり主軸が組み込まれており、特殊工具の代わりに中ぐり主軸を繰り出すことにより刃物を加工箇所までアプローチでき、かつ主軸剛性を維持したまま加工することができる。これにより、作業するオペレータに対して、取り組みやすい5軸加工、加工効率の高い5軸加工の実現に貢献する。

新製品は、直径1200㎜のトラニオンテーブルを組み込み、最大ワーク径1650㎜、最大ワーク質量2500㎏までのワークに対応。幅広い産業分野の複合加工に対応し、高剛性で高効率な加工を実現する。

■「KTR-1200」の詳細は
http://www.kuraki.co.jp/

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