三菱マテリアルと宇部興産は、セメント事業およびその関連事業等を統合するための承継会社として設立したＣ統合準備会社が、これまでに公表した資本金の額および商号変更時期を変更することについて12月22日に決定した。

2020年9月29日に公表した三菱マテリアルと宇部興産の会社分割によるセメント事業等の統合に関する最終契約書の締結について、Ｃ統合準備会社の資本金を50百万円としていたが、事業統合に関わる準備費用に充当するため、12月28日付で300百万円に変更する。これに伴い、2022年4月1日統合後の承継会社の資本金も50,250百万円に変更となる。

また、承継会社の商号変更時期については、2021年7月7日に公表した三菱マテリアルと宇部興産の会社分割によるセメント事業等の統合後の承継会社の商号および代表者等について、本統合の効力発生日(2022年4月1日予定)にＣ統合準備会社からUBE三菱セメント株式会社(略称：MUCC)に変更する旨を発表していたが、承継会社において、変更後の商号で廃棄物の処理及び清掃に関する法律などの許認可取得手続きなどを進めることにより、統合後の事業をより円滑に開始するため、商号変更時期を2022年1月1日変更する。

さらに、承継会社のロゴも決定した。
ロゴは、MUCCが社会インフラの構築や循環型社会に貢献する事業を通じて一人ひとりの豊かな暮らしと地球環境との調和を図っていく企業姿勢を流動型のロゴに込めたもので、挑戦・イノベーションの精神を持つ人材が歴史の異なるふたつの会社から集まり、英知を融合させることで、新たな循環が生まれ、それが社会や地球の循環を生み出していくことを表している。