神戸製鋼所
2022年 年頭の辞
株式会社神戸製鋼所
代表取締役社長 山口 貢氏
KOBELCOグループの皆さん、新年あけましておめでとうございます。
新しい年、2022年がスタートしました。
2021年は、コロナ禍にあって何事も手探りで慎重に事を進めた1年でした。当社グループにおいても、感染対策など様々な制約を余儀なくされました。生産や販売などの活動を維持するにあたり大変なご苦労があったことと思います。このような状況下にあっても、それぞれの業務に尽力頂いた従業員の皆さんに深く感謝します。
当社グループを取り巻く事業環境は急速に変化しています。
欧州で先行する脱炭素化の流れを受け、日本政府も2030年の温室効果ガス46%削減(2013年度比)、2050年カーボンニュートラルの目標を発表するなど、国内においても脱炭素社会への潮流が加速しています。
また、コロナ禍を契機としてデジタルトランスフォーメーション(DX)によるビジネスモデルや働き方の変革、ダイバーシティ&インクルージョンや多様な人材の活躍推進に対する社会からの要請も日々強まっており、このような変化に対応することは、当社グループが持続的に成長していくうえで非常に重要です。
さて、2022年は中期経営計画の2年目になります。
この中期経営計画では、「安定収益基盤の確立」と「カーボンニュートラルへの挑戦」の2つを最重要課題としていますが、特に2021年度から2022年度の2年間は、安定収益基盤の確立に向けて体質を強化する重要な期間です。
鋼材事業の収益基盤強化、新規電力プロジェクトの円滑な立上げと安定稼働、素材系事業の戦略投資の収益貢献、不採算事業の再構築などの重点施策を“やり切る”という強い気持ちで進めていきます。
そして、安定収益基盤を確立して、カーボンニュートラルに挑戦します。鋼材事業や電力事業を持つ当社グループにとって、カーボンニュートラルの実現は簡単な道のりではありません。しかし、このカーボンニュートラル社会への移行は大きなビジネスチャンスでもあり、MIDREX®プロセスなどのCO2削減技術をはじめとした多様な技術・製品・サービスを持つ当社グループの強みを活かして、社会課題の解決と持続的成長に向けて取り組んでいきます。
ここで、私から皆さんへのお願いをお伝えします。
先ほども触れましたが、今年は中期経営計画2年目の重要な1年です。事業環境が絶えず変化する時代にありますが、現状に満足せず常に変革と挑戦をする気概を持って業務に取り組んでください。皆さんの努力の積み重ねが、時代の変化に対応した新しいKOBELCOへの進化に繋がります。
もう一つは私が様々な場で申し上げていますが、「仕事はコミュニケーションの積み重ねである」ということを意識してください。日々の業務に取り組む中で困難に直面することもあると思いますが、仕事は自分一人の力でやり切れることばかりではありません。上司や同僚、部下としっかりとコミュニケーションをとり、力を合わせて変革と挑戦に取り組んでください。
近年、安全で安心できるサステナブルな社会を望む声が一層強くなっています。
皆さんのご家族から世界中の人々に至るまで、安心して暮らせる社会を実現するために当社グループにできることは何かを追求し続けていきたいと思います。
当社グループが社会にとってかけがえのない存在となれるよう、皆さんの総力を結集して更なる成長に向けて歩みを進める1年にしましょう。
最後になりますが、当社グループの従業員と家族の皆さんにとって素晴らしい1年になることを祈念しまして、私の年頭の挨拶とさせて頂きます。
代表取締役社長 山口 貢氏
KOBELCOグループの皆さん、新年あけましておめでとうございます。
新しい年、2022年がスタートしました。
2021年は、コロナ禍にあって何事も手探りで慎重に事を進めた1年でした。当社グループにおいても、感染対策など様々な制約を余儀なくされました。生産や販売などの活動を維持するにあたり大変なご苦労があったことと思います。このような状況下にあっても、それぞれの業務に尽力頂いた従業員の皆さんに深く感謝します。
当社グループを取り巻く事業環境は急速に変化しています。
欧州で先行する脱炭素化の流れを受け、日本政府も2030年の温室効果ガス46%削減(2013年度比)、2050年カーボンニュートラルの目標を発表するなど、国内においても脱炭素社会への潮流が加速しています。
また、コロナ禍を契機としてデジタルトランスフォーメーション(DX)によるビジネスモデルや働き方の変革、ダイバーシティ&インクルージョンや多様な人材の活躍推進に対する社会からの要請も日々強まっており、このような変化に対応することは、当社グループが持続的に成長していくうえで非常に重要です。
さて、2022年は中期経営計画の2年目になります。
この中期経営計画では、「安定収益基盤の確立」と「カーボンニュートラルへの挑戦」の2つを最重要課題としていますが、特に2021年度から2022年度の2年間は、安定収益基盤の確立に向けて体質を強化する重要な期間です。
鋼材事業の収益基盤強化、新規電力プロジェクトの円滑な立上げと安定稼働、素材系事業の戦略投資の収益貢献、不採算事業の再構築などの重点施策を“やり切る”という強い気持ちで進めていきます。
そして、安定収益基盤を確立して、カーボンニュートラルに挑戦します。鋼材事業や電力事業を持つ当社グループにとって、カーボンニュートラルの実現は簡単な道のりではありません。しかし、このカーボンニュートラル社会への移行は大きなビジネスチャンスでもあり、MIDREX®プロセスなどのCO2削減技術をはじめとした多様な技術・製品・サービスを持つ当社グループの強みを活かして、社会課題の解決と持続的成長に向けて取り組んでいきます。
ここで、私から皆さんへのお願いをお伝えします。
先ほども触れましたが、今年は中期経営計画2年目の重要な1年です。事業環境が絶えず変化する時代にありますが、現状に満足せず常に変革と挑戦をする気概を持って業務に取り組んでください。皆さんの努力の積み重ねが、時代の変化に対応した新しいKOBELCOへの進化に繋がります。
もう一つは私が様々な場で申し上げていますが、「仕事はコミュニケーションの積み重ねである」ということを意識してください。日々の業務に取り組む中で困難に直面することもあると思いますが、仕事は自分一人の力でやり切れることばかりではありません。上司や同僚、部下としっかりとコミュニケーションをとり、力を合わせて変革と挑戦に取り組んでください。
近年、安全で安心できるサステナブルな社会を望む声が一層強くなっています。
皆さんのご家族から世界中の人々に至るまで、安心して暮らせる社会を実現するために当社グループにできることは何かを追求し続けていきたいと思います。
当社グループが社会にとってかけがえのない存在となれるよう、皆さんの総力を結集して更なる成長に向けて歩みを進める1年にしましょう。
最後になりますが、当社グループの従業員と家族の皆さんにとって素晴らしい1年になることを祈念しまして、私の年頭の挨拶とさせて頂きます。