三菱マテリアル
2022年 年頭の挨拶
三菱マテリアル株式会社
執行役社長 小野 直樹氏
三菱マテリアルグループの社員の皆さんにおかれましては、健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
昨年に引き続きコロナ禍の中での年越しとなりました。
オミクロン株の出現で新たな不安要素も見られ、未だに行動が一部制限されるなか、年末年始も不自由を余儀なくされたと思います。ただ、先行きの不透明感が漂っていた昨年とは異なり、すっかり霧が晴れたわけではありませんが、今年はうっすらと歩むべき道が見えてきたという感触を持っています。この道が次第にはっきりとし、一歩ずつ前に進める一年となることを心に描いています。皆さんにとっても、公私ともに、まばゆいばかりの光あふれる一年につながってくれればと心から願っています。
さて、皆さんには、新型コロナウイルス感染拡大の予防を図りながら、安定した操業・事業運営を継続していただいていることに心から敬意と感謝の気持ちをお伝えします。皆さんの努力により、グループ全体の操業・事業運営を継続でき、私たちが目指す、社会課題の解決につなげることができていると考えています。私たちはこれまで、「人と社会と地球のために」という企業理念のもと、目指す姿の実現に向けて、様々な施策を展開してまいりました。今後もこれを継続していきますが、大切なことは、進捗を振り返りながら向き合い、改善することです。人はどうしても自分にとって都合の良い現実だけを見ようとしがちです。不都合な事実にも正面から向き合いながら、取り組んでいくことが必要です。
2022年度は現中期経営戦略の最終年度ではありますが、私たちの事業を通じた社会課題解決への取組みは中期経営戦略の期間で区切られるものではありません。最終年度ということだけを意識するのではなく、継続してやるべきことに注力し成果を出すことに集中していきます。
本年の重要事項は、現在進めている4つの改革、すなわちCorporate Transformation(CX)、Digital Transformation(DX)、Human Resources Transformation(HRX)、業務効率化を確実に実行していくことです。
また、セメント事業は、宇部興産株式会社と統合し、UBE三菱セメント株式会社が発足するという大きな転機を迎えます。
4月からの新しい組織、取り組みでは戸惑うことや想定とは異なる事態が生じることも考えられます。これらの実行に当たっては、4つの改革の根本的な考え、そもそも何を目指そうとしているかについて、私たちが目指す姿を見据え、ぶれることなく軸をしっかりと保っていくことが必須です。
また、皆さんには、さらなる改善のための提案や意見はためらわずどんどん出してもらいたいと思います。より良くするための改善提案に対して、始めたばかりだからといって躊躇し、後回しにすることではいけないと思っています。私自身も建設的な意見交換、コミュニケーションの機会を増やしていきますし、多様な意見を歓迎いたします。全員で力を合わせ、何としても改革を成功に導きたいと思います。
これまでも繰り返し述べてまいりましたが、当社グループをより良い組織にするには次の3点が重要と考えています。常に意識して業務にあたっていただきたいと思います。
まず、「SCQDE」です。
業務遂行において何を優先すべきか判断に迷う場合は、この優先順位に従ってください。
2つ目は、「バッドニュースファースト」です。悪い情報ほど早く報告することが重要で、報告を受ける側は、報告してくれたことに感謝する姿勢が大切です。早く情報を伝達することでより幅広い対応が可能となります。
3つ目は、「自由闊達なコミュニケーション」です。今月から上司と部下の1対1のコミュニケーションの場である「1-on-1」も本格的に始まります。今後も様々なコミュニケーション施策を実施していきたいと思います。こうしたことにより、フランクで堅苦しくない様々なコミュニケーションが自然発生的に広まっていくことを期待しています。
徐々にコロナ前の状況に戻りつつあるとはいえ、完全に元に戻すのではなく、コロナ禍で起きた変化の良い点は残しつつ、新たなスタイルを目指していくことが求められます。
当社グループの従業員にとっても、ご家族の皆さんにとっても、前向きに挑戦していく気持ちで臨むことが必要であり、それを会社全体で後押していく覚悟です。
本年も皆さんと共に前進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
執行役社長 小野 直樹氏
三菱マテリアルグループの社員の皆さんにおかれましては、健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
昨年に引き続きコロナ禍の中での年越しとなりました。
オミクロン株の出現で新たな不安要素も見られ、未だに行動が一部制限されるなか、年末年始も不自由を余儀なくされたと思います。ただ、先行きの不透明感が漂っていた昨年とは異なり、すっかり霧が晴れたわけではありませんが、今年はうっすらと歩むべき道が見えてきたという感触を持っています。この道が次第にはっきりとし、一歩ずつ前に進める一年となることを心に描いています。皆さんにとっても、公私ともに、まばゆいばかりの光あふれる一年につながってくれればと心から願っています。
さて、皆さんには、新型コロナウイルス感染拡大の予防を図りながら、安定した操業・事業運営を継続していただいていることに心から敬意と感謝の気持ちをお伝えします。皆さんの努力により、グループ全体の操業・事業運営を継続でき、私たちが目指す、社会課題の解決につなげることができていると考えています。私たちはこれまで、「人と社会と地球のために」という企業理念のもと、目指す姿の実現に向けて、様々な施策を展開してまいりました。今後もこれを継続していきますが、大切なことは、進捗を振り返りながら向き合い、改善することです。人はどうしても自分にとって都合の良い現実だけを見ようとしがちです。不都合な事実にも正面から向き合いながら、取り組んでいくことが必要です。
2022年度は現中期経営戦略の最終年度ではありますが、私たちの事業を通じた社会課題解決への取組みは中期経営戦略の期間で区切られるものではありません。最終年度ということだけを意識するのではなく、継続してやるべきことに注力し成果を出すことに集中していきます。
本年の重要事項は、現在進めている4つの改革、すなわちCorporate Transformation(CX)、Digital Transformation(DX)、Human Resources Transformation(HRX)、業務効率化を確実に実行していくことです。
また、セメント事業は、宇部興産株式会社と統合し、UBE三菱セメント株式会社が発足するという大きな転機を迎えます。
4月からの新しい組織、取り組みでは戸惑うことや想定とは異なる事態が生じることも考えられます。これらの実行に当たっては、4つの改革の根本的な考え、そもそも何を目指そうとしているかについて、私たちが目指す姿を見据え、ぶれることなく軸をしっかりと保っていくことが必須です。
また、皆さんには、さらなる改善のための提案や意見はためらわずどんどん出してもらいたいと思います。より良くするための改善提案に対して、始めたばかりだからといって躊躇し、後回しにすることではいけないと思っています。私自身も建設的な意見交換、コミュニケーションの機会を増やしていきますし、多様な意見を歓迎いたします。全員で力を合わせ、何としても改革を成功に導きたいと思います。
これまでも繰り返し述べてまいりましたが、当社グループをより良い組織にするには次の3点が重要と考えています。常に意識して業務にあたっていただきたいと思います。
まず、「SCQDE」です。
業務遂行において何を優先すべきか判断に迷う場合は、この優先順位に従ってください。
2つ目は、「バッドニュースファースト」です。悪い情報ほど早く報告することが重要で、報告を受ける側は、報告してくれたことに感謝する姿勢が大切です。早く情報を伝達することでより幅広い対応が可能となります。
3つ目は、「自由闊達なコミュニケーション」です。今月から上司と部下の1対1のコミュニケーションの場である「1-on-1」も本格的に始まります。今後も様々なコミュニケーション施策を実施していきたいと思います。こうしたことにより、フランクで堅苦しくない様々なコミュニケーションが自然発生的に広まっていくことを期待しています。
徐々にコロナ前の状況に戻りつつあるとはいえ、完全に元に戻すのではなく、コロナ禍で起きた変化の良い点は残しつつ、新たなスタイルを目指していくことが求められます。
当社グループの従業員にとっても、ご家族の皆さんにとっても、前向きに挑戦していく気持ちで臨むことが必要であり、それを会社全体で後押していく覚悟です。
本年も皆さんと共に前進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。