三菱電機と独立系ベンチャ－キャピタルのグローバル・ブレインは、運用総額50億円のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「MEイノベーションファンド」を設立した。

三菱電機とグローバル・ブレインは、ファンドを通じて、革新的な技術やビジネスモデルを有する国内外の有望なスタートアップ企業の成長支援を行うとともに、三菱電機とのオープンイノベーションも加速させることで、事業モデルの変革や新規事業の創出を目指していく。

近年、顧客や社会におけるニーズの多様化、環境意識の高まり、テクノロジーの急速な発展など、経営環境の変化に素早く適応するためにオープンイノベーションの重要性が高まっている。
三菱電機は、有望なスタートアップを対象に2020年度から総額100億円を順次投資するなど、コーポレートベンチャリング活動を推進している。
一方、グローバル・ブレインは、2001年から独立系ベンチャーキャピタルとしてスタートアップ投資を開始。2021年末時点の運用資産総額は1,700億円を突破している。
また、大企業との強力な連携を通じて、現在8社のCVC運営およびアライアンス構築支援を行っている。

今回、両社はCVCファンドを共同で設立。デジタル領域や持続可能な社会の実現を目指すグリーンイノベーション領域を中心に、革新的な技術やビジネスモデルを有する国内外の有望なスタートアップへ投資を行うことで、その成長を支援し、オープンイノベーションによって三菱電機の事業モデルの変革や新規事業の創出を目指していく。