三菱電機は、店舗・事務所用パッケージエアコンの新製品として、省エネ性向上や冷媒漏えい検知機能で脱炭素社会に貢献し、室内環境の質を向上させる新機能を搭載した「スリムZRシリーズ」4方向天井カセット形「i-スクエアタイプ」182機種を本年10月上旬に発売する。

新製品の「スリムZRシリーズ」は、4方向天井カセット形で新筐体を開発し、省エネ性を向上。
新たな風路構造開発による圧力損失低減と、風路構造にあわせた室内ターボファンの翼形状の改善により、すべての能力帯でAPF2015値を向上させ、脱炭素社会に貢献する。

また空調機器管理ツール「MELflo(メルフロー)」でサービス提供する「AirCoNet(エアコネット)」に、冷媒漏えい検知機能を新搭載
した。
さらに冷媒漏えいの有無をリモートで毎日自動診断し、診断結果をクラウドサーバーに記録。冷媒漏れが発生した場合はメールで知らせ、設備管理業務を支援する。

このほか業界で初めてCO₂センサー搭載ダクト用換気扇「機器連携タイプ」との連携によるCO₂濃度に適した快適な空調・換気運転を実現。設定値以上のCO₂濃度上昇にともなう換気扇の風量増加時に、自動で空調の運転を強くすることで、室温変動を抑制し、快適性を向上。さらにCO₂濃度が設定値を超えた場合の換気扇運転情報をリモコンやアプリに表示する。
別売の「高性能フィルターエレメント」にウイルスなどを抑制する素材を採用し、室内の空気質を改善するなど、業界初のダクト用換気扇との連携運転を実現し、室内環境の質を向上する。

スリムZRシリーズ4方向天井カセット形「i-スクエアタイプ「PLZ(X)-ZRMP40～280HF2」の価格(税別)は、939,000円～3,143,000円。高性能フィルターエレメント「PAC-SK72KF」46,000円。