THK
製造業向けIoTサービスに回転部品追加
THKは、製造業向けIoTサービス「OMNIedge(オムニエッジ)」に回転部品の予兆検知をラインナップに追加する。

同社は2020年1月に製造業向けIoTサービス「OMNIedge」の販売を開始。各種装置の予兆検知を実現するTHK初のIoTサービスとして、これまでLMガイド、ボールねじ、アクチュエータの直動部品を中心に展開してきた。
生産ラインの製造装置やユーティリティ設備には回転部品も多用されていることから、今回、「OMNIedge」に回転部品の予兆検知を可能にするライナップに追加し、3月1日より出荷を開始する。

新たに追加するラインナップは、LMガイドやボールねじなどの機械要素部品以外の部品も同様に見える化できるよう、これまでのコンセプトである「簡単に後付けが可能」「安心してデータを活用できる安全な通信網」「リーズナブルに始められる価格設定」で回転部品への対応を拡大するもので、これによりユーザーもメンテナンスレベルをさらに向上させることができる。

今回のサービスでは、生産ラインの製造装置だけでなく、プロセスオートメーションやユーティリティ設備で事務所から離れた場所で数多くの機器をメンテナンスしている業界にも導入が可能な機能を搭載しており、巡回時の現場での状態目視や事務所に居ながらリモート監視もできるなど、次の巡回までの間に機器が故障して大きなロスが発生するのを未然に防ぐことができる。

具体的にはセンサを後付けでき、すでに稼働している回転部品にも即座に装着できる。
また、Wi-Fi接続に対応したセンサのため、最小限のワイヤリングでスッキリと配置できる。
さらに、導入時の初期設定など煩わしい手間がなく、モニタリングが即時に行える。
センサ本体のLEDが状態別に色変化するため、特別な検査機器を持ち込む必要がなく目視で状態を確認することができる。これにより、巡回時の現場ではLEDの色変化で状態が一目瞭然で異変に気付くことができる。

さらに回転部品の予兆検知は、LEDでの状態確認だけでなく、Webアプリでのモニタリングが可能で、事務所に居ながら各機器の状態をリモート監視できる。
また、設定した閾値を超過するとメールが発報するため、次の巡回までの間に故障が発生しても見逃すことがない。

THKが提供する製造業向けIoTサービス「OMNIedge」は、機械要素部品にセンサを取り付け、「THK SENSING SYSTEM」を活用し、独自のアルゴリズムにより収集したデータを安全な通信網を介して数値化、解析することで、状態診断、予兆検知を実現するIoTサービス。センサなどのハードウェア、通信機器一式を通信費込みで提供するパッケージ型のサービスにより、簡単、安全、リーズナブルな価格を実現する。

☆「OMNIedge」WEBサイト
https://www.thk.com/omniedge/jp

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