三菱電機
フランス国鉄向け電機品の量産出荷開始
三菱電機は、スペインの鉄道車両メーカーであるコンストルクシオネス・イ・アウクシリアル・デ・フェロカリレス(Construcciones y Auxiliar de Ferrocarriles,S.A.(CAF))社から、フランス国鉄向け新型車両「Automotrices Moyenne et Longue Distance(中長距離旅客車両(AMLD))」用電機品(28編成、280両分)を受注し、量産出荷を開始した。
フランス国鉄向け新型車両用電機品の受注および納入は、日本メーカーとしては初となる。
また、車両の屋根に搭載する走行風自冷式の制御装置および車載用変圧器が新造される車両に採用されるのは世界初になる。

三菱電機は2017年12月、フランス国鉄からパリ市内・近郊を走行するZ2N型通勤電車とパリ近郊を走行するTram-Train(トラムトレイン)T4型路面電車向けの更新用主変圧器の試作器を各1台ずつ、計2台を受注した。このうちT4型路面電車に採用された屋根上走行風自冷式車載用変圧器で実現した省エネ性と低騒音性、そして保守費用の低減がフランス国鉄およびCAF社に評価され、今回AMLD 新型車両向け電機品の受注に至った。
三菱電機は今後も、欧州市場における鉄道車両用電機品の事業拡大を進めていく。





TOP