三菱電機
経営体制及び役員人事
三菱電機は、2022年2月17 日の定時取締役会において、2022年4月1日付の経営体制及びこれに伴う執行役体制・職務分掌について決議するとともに、新たに選任上席執行役員人事を決定した。

三菱電機は、ライフ、インダストリー、インフラ、モビリティの4つの社会課題領域において、グループ内外の力を結集して統合ソリューションを提供するという同社の経営戦略を加速するとともに、幅広い事業領域を俯瞰し、全社的視点・中長期的視点での事業戦略を構築・推進するため、2022年度より、社会課題を起点に関連の深い複数の事業本部を統括する執行役として、ビジネスエリア(BA)オーナーを新たに配置する。
BAオーナーは、全社的視点から傘下の事業本部におけるM&Aや事業再編などの加速を促すとともに、担当BAを俯瞰したうえで、新たな事業創出や技術・事業分野の強化、戦略的リソースシフトを推進していく。
また、BAの枠を超えた全社的視点でのシナジーの創出を、BAオーナーが共同で実行するなど、従来の事業本部制の枠にとどまらないダイナミックでスピーディーな経営変革を推進する。
なお、コーポレート部門においてはチーフオフィサー体制を拡充し、主たる機能別に役割を明確化するとともに、DXやカーボンニュートラル、地政学リスクなど事業を取り巻くさまざまな環境変化を俊敏にとらえ、サステナビリティ戦略などの社会的価値と経済的価値を両立するBAの枠を超えた全社戦略構築と各BAに対する支援機能の強化を図る。



◆インフラBA
同社がこれまで培ってきたデジタルエンジニアリング技術を活用して幅広いソリューションを提案し、よりレジリエントで安心・安全な社会インフラシステムの構築に貢献する。

◆インダストリー・モビリティBA
インダストリー4.0やCASEなど、激変する事業環境下で、傘下の両事業本部が培ってきた駆動制御技術やセンサー技術等を相互に活用・発展させることにより、スマートな産業社会・モビリティ社会の実現に貢献する。

◆ライフBA
昇降機や空調換気設備といった個々の事業領域にとどまらず、パーソナルからパブリックまで幅広いコミュニティーに向けて快適・便利な空間を提供し、豊かでサステナブルなくらしの創造に貢献する。

◆ビジネスプラットフォームBA
高効率で信頼性の高い半導体デバイス、セキュアで拡張性の高い情報システムを広く社会に提供することにより、多様化する社会課題の解決に貢献するとともに、上に述べた3つのBAの発展を支えていく。

◆執行役の異動(2022年4月1日付)
※執行役員の氏名・役職 No.1※執行役員の氏名・役職 No.2

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