タンガロイは、アルミニウム合金などの非鉄金属部品加工において、抜群の切りくず処理性を発揮し、生産性向上に貢献する「NS」形三次元チップブレーカ付きPCDインサートを発売した。

アルミニウム合金や銅合金を加工する際、従来のチップブレーカのない PCDインサートを使用すると切りくずが伸びワークに絡んだり、加工面に傷をつけるなど、生産性や品質に大きな影響を及ぼしていた。

新たに発売した「NS」形三次元チップブレーカ付きインサートは、PCDの表面に最新の特殊技術で三次元ブレーカを彫り込んでいる。これにより、アルミニウム合金や銅合金などの被削材でも、切りくずを短く分断でき、切りくずトラブルによる機械停止(チョコ停)や、切りくず処理にかかる時間を大幅に削減できる。

「NS」形チップブレーカは、微小切込みから最大2㎜程度まで、幅広い切込み量に対応できるようにブレーカが設計されている。そのため、このインサート一つで、荒加工から仕上げ加工までカバーすることが可能で、工具集約、生産性の向上に大きく貢献する。PCD材種には、刃立ち性に優れ、安定した高品位の加工面を実現する「DX110」を設定。鏡のようにキレイな加工面を実現する。

☆主な形番、標準価格
1QP-CCGT060204-NS DX110
8,900 円 (税込 9,790円)
1QP-DCGT11T304-NS DX110
8,900 円 (税込 9,790 円)
1QP-VCGT160408-NS DX110
9,900 円 (税込 10,890円)
1QP-VBGT160404-NS DX110
9,900 円 (税込 10,890円)
※アイテムは、計10アイテム