川崎重工業
コージェネ大賞2021「理事長賞」2部門で受賞
川崎重工は、コージェネ大賞2021の産業用部門と技術開発部門で「理事長賞」を受賞した。
コージェネ大賞は、一般財団法人 コージェネレーション・エネルギー高度利用センター(コージェネ財団)が主催し、新規・先導性、新規技術、省エネルギー性などにおいて優れたコージェネレーション・システムを表彰することにより、社会的認知を図るとともに、普及促進につなげることを目的とした表彰制度。
鹿島南共同発電株式会社、川崎重工業株式会社は、コンビナートの熱電需要変化に対応した高効率ガスタービンコンバインドサイクル導入によるプラント総合効率改善において、コージェネ大賞2021 産業用部門 理事長賞を受賞した。
受賞案件は、2020年に同社が鹿島南共同発電株式会社に納入した100MW級ガスタービンコンバインドサイクル発電プラントが高効率であること、環境負荷の低減とエネルギーの安定供給に大きく寄与していることなどが高く評価された。
設備導入の効果は、(1)事業所全体でのプラント総合効率が約28%改善したほか、(2)約16%の省エネとCO₂排出量削減及びNOXの大幅削減を実現した。
また、川崎重工業は、コージェネ大賞2021 技術開発部門において、水素30%混焼 高効率8MW級ガスタービンコージェネ「PUC80D」の製品化で、理事長賞を受賞した。
受賞案件の水素30%混焼8MW級ガスタービンコージェネ「PUC80D」は、ガス焚きドライ低エミッション(DLE)燃焼器を水素割合に応じて最適なバーナー燃料配分とすることで、燃焼器を変更せずに水素混焼を可能にした。
同システムは、新設はもちろん、既に国内外に納入している約100台の「PUC80D」ガスタービンコージェネにも適用可能。また、水素30%混焼により、天然ガス焚き「PUC80D」よりさらにCO₂排出量を年間4,000トン削減することができる(図1)。
今回の受賞は、新設だけでなく既設のPUC80Dコージェネにも水素30%混焼が適用可能で、CO₂排出量の削減に大きく貢献できることが高く評価された。
川崎重工業は、高効率を誇るガスタービンやガスエンジンなど、分散型のエネルギー供給に適した製品と、それらを組み合わせたコンバインドサイクル発電プラントから最適なエネルギー供給システムを提案できる強みを有している。
今後も製品技術力のさらなる向上とプラントエンジニアリング力の強化に積極的に取り組んでいく。
また、水素燃料対応のガスタービンでは、PUC80Dで製品化した水素30%混焼システムを2022年度にガスタービン全機種へ展開するほか、2030年までに水素専焼燃焼が可能なマイクロミックス燃焼器を製品化し、カーボンニュートラルに向けたエネルギートランジションにも対応する。
同社は、引き続きさらなるCO₂排出量削減と水素の普及促進に取り組みながら、ユーザーと共にエネルギーの安定供給と環境負荷の低減、低炭素・カーボンニュートラル社会の実現へ貢献していく。
コージェネ大賞は、一般財団法人 コージェネレーション・エネルギー高度利用センター(コージェネ財団)が主催し、新規・先導性、新規技術、省エネルギー性などにおいて優れたコージェネレーション・システムを表彰することにより、社会的認知を図るとともに、普及促進につなげることを目的とした表彰制度。
鹿島南共同発電株式会社、川崎重工業株式会社は、コンビナートの熱電需要変化に対応した高効率ガスタービンコンバインドサイクル導入によるプラント総合効率改善において、コージェネ大賞2021 産業用部門 理事長賞を受賞した。
受賞案件は、2020年に同社が鹿島南共同発電株式会社に納入した100MW級ガスタービンコンバインドサイクル発電プラントが高効率であること、環境負荷の低減とエネルギーの安定供給に大きく寄与していることなどが高く評価された。
設備導入の効果は、(1)事業所全体でのプラント総合効率が約28%改善したほか、(2)約16%の省エネとCO₂排出量削減及びNOXの大幅削減を実現した。
また、川崎重工業は、コージェネ大賞2021 技術開発部門において、水素30%混焼 高効率8MW級ガスタービンコージェネ「PUC80D」の製品化で、理事長賞を受賞した。
受賞案件の水素30%混焼8MW級ガスタービンコージェネ「PUC80D」は、ガス焚きドライ低エミッション(DLE)燃焼器を水素割合に応じて最適なバーナー燃料配分とすることで、燃焼器を変更せずに水素混焼を可能にした。
同システムは、新設はもちろん、既に国内外に納入している約100台の「PUC80D」ガスタービンコージェネにも適用可能。また、水素30%混焼により、天然ガス焚き「PUC80D」よりさらにCO₂排出量を年間4,000トン削減することができる(図1)。
今回の受賞は、新設だけでなく既設のPUC80Dコージェネにも水素30%混焼が適用可能で、CO₂排出量の削減に大きく貢献できることが高く評価された。
川崎重工業は、高効率を誇るガスタービンやガスエンジンなど、分散型のエネルギー供給に適した製品と、それらを組み合わせたコンバインドサイクル発電プラントから最適なエネルギー供給システムを提案できる強みを有している。
今後も製品技術力のさらなる向上とプラントエンジニアリング力の強化に積極的に取り組んでいく。
また、水素燃料対応のガスタービンでは、PUC80Dで製品化した水素30%混焼システムを2022年度にガスタービン全機種へ展開するほか、2030年までに水素専焼燃焼が可能なマイクロミックス燃焼器を製品化し、カーボンニュートラルに向けたエネルギートランジションにも対応する。
同社は、引き続きさらなるCO₂排出量削減と水素の普及促進に取り組みながら、ユーザーと共にエネルギーの安定供給と環境負荷の低減、低炭素・カーボンニュートラル社会の実現へ貢献していく。