タンガロイ
チップブレーカ付きCBNインサート拡充
タンガロイ(福島県いわき市好間工業団地 11-1、社長:木下 聡氏)は、焼入れ鋼旋削加工用チップブレーカ付きCBNインサートシリーズに新たに「HS形」ブレーカを設定し、5月16日より発売した。

発売したHS形チップブレーカは、従来のCBNインサートのチップブレーカの送りが0.25㎜/revを超えると切りくず処理が困難になっていたのに対し、「HS 形」チップブレーカは、最新技術採用により、CBN部分に曲線的なブレーカ形状を成形している。これにより、最も汎用的な切込み0.15~0.4㎜の範囲で回転あたり0.3㎜程度の高送り加工でも、抜群の切りくず処理性能を発揮する。
さらに切れ味を維持しつつ、突発的な欠損を抑える刃先仕様としているため、幅広い加工条件域で優れた寿命性能を実現した。

さらに「HS形」チップブレーカ付きインサートには、コーテッドCBN材種「BXA10」「BXA20」を採用している。
「BXA10」は、高い耐摩耗性で特に焼入れ鋼の連続から弱断続加工において圧倒的な信頼性と長寿命を実現する。
また「BXA20」は、低速から中切削速度領域の連続から断続加工までをカバーし汎用性に優れたCBN材種となっている。
追加アイテムは、計84アイテム。
同社は初年度1億7千万円の販売を見込んでいる。

■主な形番、標準価格
2QP-CNGG120408-HS BXA10
6,700円(税込 7,370円)
2QP-CNGM120412WL-HS BXA20
8,040円(税込 8,844円)
4QS-DNGG150404-HS BXA10
13,000円(税込 14,300円)
6QS-TNGG160408-HS BXA20
16,700円(税込 18,370円)



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