フジクラ
米国GlobalFoundries Incと提携
フジクラは、5G基地局向け28GHz帯ミリ波フェーズド・アレイ・アンテナ・モジュール(PAAM)「FutureAccess™」の5Gネットワーク(モバイルワイヤレスアクセス:MWA、固定ワイヤレスアクセス:FWA、の両方)市場への進出を加速するため、米国GlobalFoundries Inc(GF社)と提携することを発表した。

フジクラはこれまで、通信市場(世界中の固定および移動通信事業者)向け光ファイバケーブルをはじめとして様々な高性能製品を納入している。最先端の5Gミリ波モジュール製品分野に新たに参入することで、展開する領域をさらに拡大させていく。

5Gミリ波モジュールはこれまで数年間にわたる社内の研究開発と、業界の主要企業との戦略的コラボレーションの成果で、「FutureAccess™」のロードマップには、通信事業者にライセンスされたすべての周波数帯に対応する専用の5Gミリ波モジュールの開発・製品化が含まれている。

近年、世界の複数の大手通信事業者が、MBB(モバイルブロードバンド)とFWA(固定無線アクセス)の両方のユースケース向けに5Gネットワークを展開する積極的な計画を発表している。特に米国市場においては、5G FWAが現行の有線ブロードバンド接続に比べて市場シェアを伸ばし続けている。
一方、グローバルなサプライチェーンにおいては、COVID-19のみならず地政学的な問題により、これまでにない課題が生じている。このような環境下、お客様による5G通信網整備を的確にサポートするため、デバイスメーカーには、不確実性に影響されにくい安定したサプライチェーンを実現する強力な戦略的パートナーシップを構築することが求められている。

フジクラは、5Gミリ波製品の商品化にあたりGF社と提携し、安定的に高品質な製品提供を行える体制を整えていく。フジクラのPAAMに用いられるRF-ICは、米国GF社の工場で、同社の有する高性能SiGe RFプロセス技術を活用して製造されることになる。

フジクラ「FutureAccess™」は、2022年5月より、一部のユーザーに評価サンプルの提供を開始する。
また評価用ボードの提供も順次開始する予定。
「FutureAccess™」の性能等に関する詳しい情報は、同製品の特設サイト参照↓
https://mmwavetech.fujikura.jp/ja/5g/


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