EPLAN
部品データ作成時間軽減サービス提供
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同社によれば、中規模機械メーカーでは、見つからない部品データを作成する作業に月平均15時間を費やしている。
この作業を減らすために、総合電気設計CAD EPLANは、新しいData Portal Request Processをもとに個客が部品データをメーカーにリクエストできるようにした。
部品データの品質規格(EPLAN Data Standard)を持った部品データの充実や、ABB社とSiemens社の新しいセレクタにより、エンジニアリングがより容易になったうえ、全米防火協会(NFPA)の規格もサポートする。
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EPLAN Data Portalは数百万点の部品データを提供しているが、それでも同ポータルで必要なデータが見つからない時がある。こうした場合、部品データをユーザーが自ら作成しなければならなかった。この作業に時間を要し、多大なコストが発生することも暫しあった。Data Portal Request Processでは、この作業をEPLANがサポートする。
部品データを作成する手間が大幅に削減され、確実に標準化された正確なデータが利用できる。
具体的には、リクエストから部品データの利用までを支援する。
EPLAN Data Portalで見つからない部品データがあれば、その部品データ作成をEPLANにリクエストできる。
ユーザーは先に一定量の金額を支払い、リクエストごとに1部品何クレジットというように、都度必要なクレジットが消費される。
リクエストされた部品データは、EPLANの対応チームが部品データの品質規格EPLAN Data Standardに基づき数日以内に作成する。これにより、個客はエンジニアリング・プロセスを大幅に軽減できるほか、本来の設計作業や業務に集中できる。
EPLAN Data Portalは米国のNFPA規格に対応。さらに、世界市場での協業的エンジニアリングに向けた一歩となる、規格によって部品データが検索可能なフィルタも実装した。
ABB社およびSiemens社の新セレクタの登場により、ABB e-Configureは、モータ保護用サーキットブレーカやヒューズ/リレー、パワースイッチなどの選定をサポートするグローバル対応のコンフィグレータとして統合された。
また、Siemens Electrical Product Finderもポータルに組み込まれており、設計者はSiriusシリーズの小型スタータや過負荷リレー、モニタリング・リレーなど多数の部品データを検索できる。
EPLAN Data Portalでは500,000点を超える部品データが、すでに高品質なデータ基準を満たしている。
今回、新たに流体動力の分野など、これまで利用できなかった製品グループを追加定義してEPLAN Data Standardに盛り込んでいる。流体動力分野のFesto社は、すでに約50,000点におよぶ同社製品の1/4が対応している。
◇EPLANの詳細↓
https://www.eplanjapan.jphttps://www.friedhelm-loh-group.com