三菱マテリアル
TECHNO-FRONTIER 2022出展
三菱マテリアル 加工事業カンパニーは、2022年7月20(水)~22日(金)、東京ビッグサイトで開催される「TECHNO-FRONTIER 2022」に、2021年モノづくり部品大賞を受賞した転削加工用コーテッド超硬材種「MV1020」、ならびに超耐熱合金旋削加工用コーテッド超硬材種「MV9005」を展示する。

転削加工用コーテッド超硬材種「MV1020」は、切削寿命の基準を覆す新開発のAl-rich(アルミリッチ)コーティング技術により、高いAl含有比率と高い硬さを兼ね備える(Al,Ti)N膜を採用し、硬さに加え耐酸化性も大幅に向上させたことで、極めて優れた耐摩耗性を実現した。しかも、極めて熱に強く、乾式切削はもちろん従来熱亀裂の発生しやすかった湿式切削においても、優れた加工安定性を実現した。

アルミチタンナイトライド(Al,Ti)Nは、アルミとチタンの複合化合物で、非常に硬く熱に強い性質を持つことから、切削工具用のコーティング層として幅広く使用されてきた。(Al,Ti)Nは、Al含有比率を増加させることで皮膜硬さが増すが、従来技術ではAl含有比率が60%以上になると結晶構造に変化が生じ、皮膜硬さが低下してしまった。
新開発のAl-Richコーティングは、独自技術による新しいコーティングプロセスにより、Al含有比率を高めても結晶構造が変化しないコーティングで、高いAl含有比率と高い皮膜硬さを実現した。
◇転削加工用コーテッド超硬材種「MV1020」
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一方、超耐熱合金旋削加工用コーテッド超硬材種「MV9005」は、超耐熱合金加工の切削速度と寿命の常識を超える耐摩耗性を実現。
新開発Al-Richコーティング技術の採用により、高いAl含有比率と高い硬さを兼ね備える(Al,Ti)N膜を採用し、硬さに加え耐酸化性も大幅に向上させたことで、超耐熱合金の高速加工において、極めて優れる耐摩耗性を実現した。
◇超耐熱合金旋削加工用コーテッド超硬材種「MV9005」
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TECHNO-FRONTIER2022は、メカトロニクス、エレクトロニクス及びそれらに関連する専門領域の最新技術と製品が展示され、各領域に対応した技術シンポジウムが開催される、アジア最大級の専門トレードショー&カンファレンス。モータ/電源/センサなどの要素技術から製品設計に関するソリューション技術まで、幅広い製品・技術の展示紹介と、最新の技術動向が学べる技術シンポジウムが同時開催されるイベントとしてエンジニアの注目を集めている。
期間中は、東京ビックサイト 東1・2・3ホールでリアル展示(期間:7月20日~22日)が開催されるほか、オンライン展示(期間:7月25日~29日)も実施する。

◇TECHNO-FRONTIER 2022専用サイト
https://www.jma.or.jp/tf/index.html?lfpeid=cMdDHksX5q8W&lfmaid=1000173718-9

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