SEMI
世界半導体製造装置の年央市場予測発表
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市場拡大には、前工程と後工程の双方の半導体製造装置分野が貢献をした。ウェーハファブ装置分野(ウェーハプロセス処理装置、ファブ設備、マスク/レチクル製造装置)は、2022年に15.4%成長して1010億ドルの過去最高額を記録し、2023年には3.2%増の1043億ドルが予測されている。
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ファウンドリおよびロジック分野では、最先端ならびに成熟プロセスノードの双方からの需要が推進力となり、2022年は前年比20.6%増の552億ドル、2023年はさらに7.9%となる595億ドルが見込まれている。両分野の投資額はウェーハファブ装置の売上高の半分以上を占める。
メモリおよびストレージに対する旺盛な需要が、今年も依然としてNANDおよびDRAM装置の投資を促進している。DRAM装置分野が2022年の成長をリードしており、8%増の171億ドルが予測されている。2022年のNAND装置市場は、6.8%増の211憶ドルとなる見込み。一方、2023年のDRAMおよびNAND装置の投資額は、それぞれ7.7%減、2.4%減が予測されている。
組み立ておよびパッケージング装置分野は、2021年に86.5%の旺盛な成長を示したが、2022年は8.2%増の78億ドルとなり、2023年は0.5%減の77億ドルとなる見込み。テスト装置市場は、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)アプリケーションの需要により、2022年に12.1%増の88億ドルに成長し、2023年はさらに0.4%増となることが予測されている。
また、地域別では、台湾、中国、韓国が2022年の設備投資の上位3カ国にとどまり、台湾は、2022年および2023年のトップ市場の地位を取り戻し、その後に中国と韓国が続く見込み。それ以外の地域も、その他地域(ROW)を除き、いずれも2022年と2023年は装置販売額が増加することが予測されている。
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(資料提供:SEMIジャパン)