日本MH協会
第28回日本MH大賞決定
日本マテリアル・ハンドリング(MH)協会は、このほど「第28回日本MH大賞」の審査結果を発表し、優秀賞に日立物流、東京ロボティクス、奨励賞にオムニ、伊東電機、佐川グローバルロジスティクス/アルテック/王子コンテナー/王子ホールディングス、努力賞にTSKを選定した。
日本MH大賞は、わが国のMHに関わる技術・理論などの更なる向上を目的に、個人・グループ・企業の優れた研究・開発や改善・合理化を顕彰し、その業績を称え関連企業の振興を図るとともに、広く普及・啓発を図るもので、同協会の元顧問である故下地亀松氏の多年の功績を記念して、1987年(昭和62年)に発足した「下地賞」を基礎として平成18年の協会創立50周年を機に、従来からある「優良MH機器ならびにシステム大賞」と「下地賞」を一体化した顕彰制度で、経済性、合理性、独創性、安全性、社会的貢献度、将来性など、特に優れた作品を「日本MH大賞」に選定する。
第28回日本MH大賞では、厳正な審査を経て「優秀賞」2件、「奨励賞」3件、「努力賞」1件を決定した。
同協会では、今後受賞社による発表会も予定している。
■第28回 日本MH大賞
◇優秀賞
作品:「7社共創でトライ&エラーを繰り返しながら挑んだ自動化と柔軟性を兼ね備えた完全無人ロボッ仕分けシステムの構築」
首相企業:株式会社日立物流
〇受賞理由
メディカル専用の柔軟性に富む完全無人ロボット仕分けシステムを構築した。ロボット、AGVなど複数メーカの機器を組み合わせた自動ロボット仕分けシステム(ARS)に留まらず、7社が協同してWMS連携を進化させ、標準化を追求して、設備共有を可能にする設備統合管理システム(RCS)を開発した点が高く評価される。RCSは次世代型物流センターのOSの基盤となるもので、スマートウェアハウスの先駆けとして期待されている。省人化+非接触の設備を複数荷主で共有することを可能にした点も評価された。
◇優秀賞
作品:「移動型ピック&プレースロボット“モバイルグリッパ”」
受賞企業:東京ロボティクス株式会社
〇受賞理由
小型自走型のロボットの開発。グリッパが左右独立して上下回転と横方向スライドができる。積み付け作業では、荷物を横から押し込むことで、隙間なくパレット積みできる。グリッパの動きの工夫、小型で小回りが効く、汎用性に富む、安価で導入容易などが高く評価された。協働型ロボットとして重労働環境の改善に期待できる。力制御技術や各種検知機能、AIなども備えており、汎用性が高い。異なる段ボールのサイズでも潰さずに把持、運搬することができるなど、AIの活用により、より高い機能が実現が期待できる点が評価された。
◇奨励賞
作品:「安定稼働と長寿命化に導くBRAIN“マテハンメンテナンスサポート”
受賞企業:株式会社オムニ
◇奨励賞
作品:「垂直方向合流・仕分け機能装置“VSS”(Vertical Sorting System)」
受賞企業:伊東電機株式会社
◇奨励賞
作品:「自動包装システム“Carton Wrap”を使用した輸送箱の最適化包装」
受賞企業:佐川グローバルロジスティクス株式会社、アルテック株式会社、王子コンテナ-株式会社、王子ホールディングス株式会社
◇努力賞
作品:「トラバセ"載せ替えない"新発想」
受賞企業:TSK株式会社
日本マテリアル・ハンドリング協会URL↓
https://www.jmhs.gr.jp/
日本MH大賞は、わが国のMHに関わる技術・理論などの更なる向上を目的に、個人・グループ・企業の優れた研究・開発や改善・合理化を顕彰し、その業績を称え関連企業の振興を図るとともに、広く普及・啓発を図るもので、同協会の元顧問である故下地亀松氏の多年の功績を記念して、1987年(昭和62年)に発足した「下地賞」を基礎として平成18年の協会創立50周年を機に、従来からある「優良MH機器ならびにシステム大賞」と「下地賞」を一体化した顕彰制度で、経済性、合理性、独創性、安全性、社会的貢献度、将来性など、特に優れた作品を「日本MH大賞」に選定する。
第28回日本MH大賞では、厳正な審査を経て「優秀賞」2件、「奨励賞」3件、「努力賞」1件を決定した。
同協会では、今後受賞社による発表会も予定している。
■第28回 日本MH大賞
◇優秀賞
作品:「7社共創でトライ&エラーを繰り返しながら挑んだ自動化と柔軟性を兼ね備えた完全無人ロボッ仕分けシステムの構築」
首相企業:株式会社日立物流
〇受賞理由
メディカル専用の柔軟性に富む完全無人ロボット仕分けシステムを構築した。ロボット、AGVなど複数メーカの機器を組み合わせた自動ロボット仕分けシステム(ARS)に留まらず、7社が協同してWMS連携を進化させ、標準化を追求して、設備共有を可能にする設備統合管理システム(RCS)を開発した点が高く評価される。RCSは次世代型物流センターのOSの基盤となるもので、スマートウェアハウスの先駆けとして期待されている。省人化+非接触の設備を複数荷主で共有することを可能にした点も評価された。
◇優秀賞
作品:「移動型ピック&プレースロボット“モバイルグリッパ”」
受賞企業:東京ロボティクス株式会社
〇受賞理由
小型自走型のロボットの開発。グリッパが左右独立して上下回転と横方向スライドができる。積み付け作業では、荷物を横から押し込むことで、隙間なくパレット積みできる。グリッパの動きの工夫、小型で小回りが効く、汎用性に富む、安価で導入容易などが高く評価された。協働型ロボットとして重労働環境の改善に期待できる。力制御技術や各種検知機能、AIなども備えており、汎用性が高い。異なる段ボールのサイズでも潰さずに把持、運搬することができるなど、AIの活用により、より高い機能が実現が期待できる点が評価された。
◇奨励賞
作品:「安定稼働と長寿命化に導くBRAIN“マテハンメンテナンスサポート”
受賞企業:株式会社オムニ
◇奨励賞
作品:「垂直方向合流・仕分け機能装置“VSS”(Vertical Sorting System)」
受賞企業:伊東電機株式会社
◇奨励賞
作品:「自動包装システム“Carton Wrap”を使用した輸送箱の最適化包装」
受賞企業:佐川グローバルロジスティクス株式会社、アルテック株式会社、王子コンテナ-株式会社、王子ホールディングス株式会社
◇努力賞
作品:「トラバセ"載せ替えない"新発想」
受賞企業:TSK株式会社
日本マテリアル・ハンドリング協会URL↓
https://www.jmhs.gr.jp/