三菱電機・三菱地所
丸の内の風を可視化する実証実験開始
三菱電機株と三菱地所は、常盤橋タワー(東京都千代田区)および隣接のTOKYO TORCH Parkにドップラーライダー(※1)を設置し、丸の内エリア(大手町、丸の内、有楽町、常盤橋)の風況(風速・風向)を計測・可視化する実証実験を開始した。
現在、歩行者をはじめ、建設作業やビル外窓清掃などの高所作業従事者の安全確保や、街中でのイベント参加者の快適性確保のほか、ドローンや空飛ぶクルマなどの新技術の導入加速に向け、風況データの効果的な活用が注目されている。
特に、高層ビルが立ち並ぶ都市部では、近年の気候変動の影響もあり、風の影響が予想しにくくなっている。高さ日本一の超高層ビルとして2027年度に竣工予定のTorch Tower等の開発が進む常盤橋エリアや、東京の文化的・経済的な中心である大丸有エリアでも、風が安全性や快適性に大きく影響している。

今回の実証実験では、常盤橋タワー屋上に半径1.5kmの風況を計測できるスキャニング型ドップラーライダーを設置し、常盤橋・大丸有エリアを含む広範囲の風況を計測する。同時に、TOKYO TORCH Parkに鉛直型ドップラーライダーと超音波風速計を設置し、常盤橋エリアを中心に上空の風況を高精度に計測する。
計測で得られた結果に基づき、課題解決に繋がるデータソリューションを開発することで、同エリアのエリアマネジメントの高度化や、安全・安心で快適なまちづくりの実現に貢献する。

なお、三菱電機は、本実証実験等をもとに開発したソリューションサービスについて、2023年度以降の提供を目指す。

■用語の解説
※1:レーザー光を空間に発射し、大気中に浮遊している塵やエアロゾルの動きを捉えた散乱光を受信することで、遠方の風況(風速・風向)を計測する装置。



TOP