三菱マテリアル
多結晶シリコン事業をSUMCOに譲渡
三菱マテリアルは、10月28日開催の取締役会において、同社の多結晶シリコン事業を、同社が新たに設立する新設会社に吸収分割(会社分割)で承継させたうえ、新設会社の全株式を株式会社
SUMCOに譲渡することを決議した。
株式譲渡に伴い、米国三菱ポリシリコン社は三菱マテリアルの特定子会社ではなくなる。
また、2023年3月期第4四半期までに事業再編損失として特別損失を計上する見込み。
同社は 1959年に半導体用シリコン事業に進出し、主に半導体向けシリコンウェーハの原料供給を目的として多結晶シリコンを同社の特定子会社である米国三菱ポリシリコン社および同社の持分法適用関連会社である日本アエロジル株式会社を通して生産してきた。対象事業は、半導体やシリコンウェーハの市況変動に左右されやすく、近年は保有固定資産の減損処理を余儀なくされるなど厳しい事業環境が続いている。
同社は、中期経営戦略において事業ポートフォリオの最適化を掲げて取り組みを進めており、シリコンウェーハ事業を専業とするSUMCO社と対象事業について協議を重ねた結果、同社の下で垂直統合による事業運営を行うことが対象事業の価値向上に資するものであり、同社および対象事業にとって最良であるとの判断に至り、今回の取引を実行することに至った。
株式譲渡に伴い、米国三菱ポリシリコン社は三菱マテリアルの特定子会社ではなくなる。
また、2023年3月期第4四半期までに事業再編損失として特別損失を計上する見込み。
同社は 1959年に半導体用シリコン事業に進出し、主に半導体向けシリコンウェーハの原料供給を目的として多結晶シリコンを同社の特定子会社である米国三菱ポリシリコン社および同社の持分法適用関連会社である日本アエロジル株式会社を通して生産してきた。対象事業は、半導体やシリコンウェーハの市況変動に左右されやすく、近年は保有固定資産の減損処理を余儀なくされるなど厳しい事業環境が続いている。
同社は、中期経営戦略において事業ポートフォリオの最適化を掲げて取り組みを進めており、シリコンウェーハ事業を専業とするSUMCO社と対象事業について協議を重ねた結果、同社の下で垂直統合による事業運営を行うことが対象事業の価値向上に資するものであり、同社および対象事業にとって最良であるとの判断に至り、今回の取引を実行することに至った。