三菱マテリアル
ものづくり領域のDX加速
三菱マテリアルは、2020年より進めているデジタル化戦略MMDX(三菱マテリアル デジタル・ビジネス・トランスフォーメーション)をより進化・深化させるため、今年度下期より「MMDX2.0」として新たなフェーズで活動する。
これまでMMDXでは全社デジタル戦略として「ビジネス付加価値」「オペレーション競争力」「経営スピード」の向上を目指し、さまざまなテーマに取り組んできた。その結果、いくつかのテーマでは成果が出始めており、例えばE-Scrapビジネスの新プラットフォーム「MEX」の運用を開始するなど一定の成果をあげている。

今回、ものづくり領域におけるDX推進についてより一層加速させ、これまで取り組んできたスマートファクトリー施策等と統合するとともに、従来からのテーマの着実な実行を行うべく、テーマの再編成、および体制強化等を行い、「MMDX2.0」として新たなフェーズへ移行することとした。
「MMDX2.0」を通じて経営改革を実現させ、同社の目指す姿の実現に向けてさまざまな取り組みを実行し、競争力のある企業グループへの進化を目指していく。

MMDX2.0 では、ものづくり系DXを中心にGHG削減や自動化・省人化等、新たなテーマを取り入れながら、取り組むテーマの再編を行う。製造業DXとしての大きなテーマである①事業系DX(各事業における競争力向上のための顧客接点強化施策等)、②ものづくり系 DX(生産プロセスの自動化や環境負荷軽減に寄与するものづくり技術の開発等)、③研究開発DX(ノウハウ共有や新素材開発の加速等)の3本柱。そしてそれらを支えるものとして全社に関連する④全社共通DX、⑤基幹業務刷新、の5領域で再構成するとともに、現場視点の活動の活性化・全社活動を目指し、以下3点に取り組んでいく。

(1)ものづくり領域の強化
・デジタル技術の活用について、より現場と一体で推進。
(2)従来テーマのさらなる推進
・各テーマでの実行主体側の体制強化等を通じて、推進を加速。
(3)ボトムアップ活動の活性化
・現場発のテーマ創出・失敗を許容するチャレンジ制度の設置等。



(※資料提供:三菱マテリアル)

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