ハインブッフは、このほど工作機械業界に精通する技術者のAchim Feinauer博士を経営陣に迎え入れた。
CEOであるSylvia Rall氏と父親のGerhard Rall氏に加え、Achim Feinauer氏は主に技術面を担当する。

新たに経営陣として着任したAchim Feinauer氏は、機械工学と経営学を修め、高速ミリング加工に関する博士号を取得。機械メーカーや技術企業で長年にわたり経営に携わり、機械産業はもとより、メイン需要先となる自動車産業界などに幅広く精通する。
同氏はこれまでEx-Cell-O社やStama社、さらに最近ではEmag社に在籍。柔軟な生産システムのためのソリューション開発、現代的な組立コンセプトを実用化する一方で、欧州指向だった企業をグローバル化し、世界的プレゼンスを有する事業体制やバリューチェーンに導くなど、確実な実績を積み重ねている。

ハインブッフCEOのSylvia Rall氏は、「Feinauer博士は、当社にとって最適な人材。機械メーカーが必要とすることを熟知した戦略家であり、何よりも中国で大きな生産工場を起ち上げた実績もある。デジタル化の課題にも通じているうえ、すでに営業面でも多くの課題に対処し、技術的知見とともに国際的に広範に活躍した経験も当社にもたらしてくれる。こうした人材強化ができたことを大変喜ばしく考えている」とコメントしている。

ハインブッフは今後、収益性の高い成長の継続を目的に、世界的にネットワーク化された生産プロセスに傾注するほか、社内および需要先の設備のデジタル化と自動化をさらに推進し、製品の創造プロセスの持続可能性を一層高めていく。

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