ソディックは、このほどリニアモータ駆動高速・高性能ワイヤ放電加工機「AL600G "i Groove⁺ Edition"」が2022年第65回 十大新製品賞「本賞」を受賞した。
十大新製品賞(主催：日刊工業新聞社)は、応募企業がその年に開発もしくは実用化した新製品の中から、モノづくり発展や日本の国際競争力強化に役立つ製品を選定、表彰する制度で、2022年は応募企業52社、総数55件が応募した。

ソディックのリニアモータ駆動 高速・高性能ワイヤ放電加工機「AL600G "i Groove⁺ Edition"」は、独自のワイヤ回転機構「i Groove」を搭載。ワイヤを緩やかに回転させて送ることで、未消耗のワイヤ面で仕上げ加工が行える。これにより加工寸法が安定し、均一で高品質な加工面を得ることができる。そのうえ、ワイヤ電極の全周を有効活用するため、仕上げ加工領域におけるワイヤ消費量を従来比最大30％削減できる。

また、新開発の放電加工制御技術を採用。放電電圧の挙動や変化を放電パルスごとに細かく検出し、放電加工制御とリニアモータ駆動の各軸サーボ制御へ適用することで、加工時間を最大20％短縮するとともに加工精度向上を両立した。

このほか、加工液処理系の最適制御により、消費電力量も最大20％削減するなど、脱炭素社会に貢献する機種に位置付ている。

(※資料提供：ソディック)